信州あおぞらみーるでは「小豆」に注目し、酵素玄米おにぎりに続いて
今後は小豆を使った身体に優しいおやつをご提供したいと現在試作を重ねているところです。
そこで今回は、新商品開発に向けた挑戦の様子をご紹介します。
「小豆を使ったお菓子を患者さんにお届けしたいのです。小豆クッキーはどうでしょうか。」
商品開発に着手した出発点には、たかはしクリニック栄養療法専門カウンセラーである高橋真弓さんからの声がありました。
同時に、砂糖は入れず甘味料には「発酵あんこ」を使うことの提案もいただき、商品開発がはじまりました。
早速、自家製の発酵あんこをつくり、信州産ソルガム粉に塩と油分を加えたシンプルな材料で焼いてみました。
■発酵あんことは?
小豆と同量の麹と塩少々で8時間ほど発酵させて作ります♬
試作第一弾!
甘さ控えめで美味しいものの、お菓子としては少し物足りなさを感じました。
また、焼いてみると思いのほか小豆の皮が硬くなってしまいました。
開発当初は小豆の粒をいかしたクッキーを目指していましたが、試作をするなかで別の可能性を考えはじめました。
小豆の皮にはポリフェノールが豊富に含まれています。
そのため、何とか取り除かず素材を丸ごと使う良い方法はないかと考えていたところ、もう1人のつくり手から「小豆の粉」(以下、小豆粉)を紹介されました。とても微細な粉で小豆の風味もしっかりしているため、クッキーにもってこいの素材だと感じられました。
さらに、小豆粉は小麦粉や米粉などの穀物粉と比べミネラル分、タンパク質、食物繊維が多く、脂質や糖質は少ないという利点もあります。
試作第二弾!!
早速、小豆粉を使い、さらなる試作に取り組みました。
小豆粉にソルガム粉と油分を加え、自家製の醤油麹で味を整え丸いクッキーを焼いてみたところ、
甘味料を入れなくても滋味深い美味しいクッキーができました。
ただ、食感がサクホロ過ぎて、もう少しクッキーらしい固さが欲しいと感じました。
試作第三弾!!!
続いて信州あおぞらみーるの玄米チップスをベースにできないかと考え、小豆粉をたっぷり入れてカリカリ食感の「玄米小豆チップス」を作ってみました。
まず食感ですが、クッキーよりもチップスにするほうが香ばく、満足のいく仕上がりとなりました。
続いて肝心の味ですが、試食したメンバーは「美味しい!!」との感想でした。
ただ、もっと美味しくできる可能性を感じ、現在さらなる試作を重ねているところです。
女性に嬉しい栄養素が豊富な小豆をたっぷり使った美味しいお菓子をお届けできる日が近づいてきました。
※写真:こちらが小豆粉入りの玄米チップスです。香ばしく食感も楽しいですよ。
商品開発の過程を読んでくださり、ありがとうございました。
妥協せずにひとつひとつの課題に対して真摯に取り組む、つくり手・純子さんの歩みを紹介しました。
新たな商品の完成までラストスパート!ぜひ楽しみにお待ちください。
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