中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

2015.11.25

KIDSコマチ冬号にて、子どもの困った解決アドバイスを連載中です。

 
詳しくはこちら



高橋嗣明先生の
子どもの困った解決アドバイス


子育てに悩みはつきもの…。なかなか思い通りにならない我が子の成長や行動に悩んでどこへ相談していいかすらわからない方も多いのでは。このコーナーは、投薬に頼らない栄養療法「オーソモレキュラー療法」を実践する『たかはしクリニック』(中野市)の高橋嗣明院長先生に、お母さんたちのリアルな悩み事を解決していただくコーナーです。些細なコトから、みんながぶつかるあんな悩みまで。先生にとことんぶつけてみました。

 
人間のカラダは約60兆個の細胞でできています。その細胞はどうやって作られるかというと、すべて食べ物の栄養素から作られているのです。必要な栄養素が足りていれば病気にもなりにくいし、発育も問題なく精神状態も健やかです。 問題があるお子さんのほとんどに 共通しているのが、“栄養素が足りていない”ということ。また、もうーつ考えられるのが、余分なものが入っていないかということです。おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの肌荒れや湿疹などの肌トラブルは、お母さんの栄養素で何が足りていないかをたどってみれば、高いい確率で治る場合が多いんですよ。
少し大きくなってくると「表情が乏しい」とか「自閉症なんじゃないか」と悩むお母さんがいらっしゃいますが、これも食生活が原因となっている場合があります。お菓子やジュースなどといった甘いものを摂りすぎていないか?遅延型アレル ギーの関与は?お子さんの中で起きている問題が、実は投薬や通院なんてまったく必要がなく、ただ単に食事の問題だったという事実もあります。この事実を知らないと、お母さんは「うちの子、病気なんじゃないかしら…」と、長いこと苦しみ、深く悩んでしまうことになってしまうんですよね。
子育ての中で一番必要なことは 、“お母さんの笑顔”です。一時もじっとしていられない落ち着きがない子がいて、お母さんは「うちの子多動症なんじゃないかしら」と思っていたところ、ビタミンBを摂取するようになったら落ち着きを取り戻したという例はたくさんあります。今まで怒ってばかりいたお母さんが落ち着いた我が子を今度はたくさん褒めるようになる。子どもたちは褒められることによってドーパミンが分泌されるんです。ドーパミンの分泌が多い子どもは集中力が高くなるという研究結果も出ているくらい、すべてがうまくいくんです。育児はお母さんの精神状態が反映されるのです。
このコーナーでは、お母さんたちの悩みをとりのぞき、お子さんにもお母さんにとっても、より良い育児をしてもらいたいと思っています。些細なことでも悩んでいることがあったら、何でもご相談ください。

 
【Q.1】
卒乳のタイミングに悩んでいます。もうすぐ1歳になるので、 自然と授乳回数は減ってきています。どういった流れでやるのがいいでしょうか?

【A】
栄養の充分足りているお母さんの母乳は、赤ちゃんにとって何ものにもかえがたいごちそうです。母乳のほうが免疫に対して強くなり、丸まるしっかりとした体格の赤ちゃんになると言われていますが、それはお母さんの栄養状態に一致します。一見健康そうなお母さんであっても様々な栄養障害が見つかる場合も多いですよ。「糖質(炭水化物)を多く摂っていませんか?」「肉、魚などのタンパク質は充分に摂っていますか?」「そもそも貧血はありませんか?」。自分自身の食事を見直しましょう。卒乳は無理してやるとストレスになるだけなので、自然に母乳が出なくなってきたり、子どもが食に対する欲求が出てきたタイミングを上手に見つけてください。

 
【Q.2】
月齢の平均体重より小さい我が子。離乳食も遅めに進めたほうがいいのでしょうか?体重よりも月齢をみたほうがいいのか、月齢よりも体重をみたほうがいいのか悩んでいます。

【A】
体重や月齢ではなく、満期産かどうかで判断してください。満期で生まれてきたお子さんと少し早めに産まれたお子さんでは、消化能力が異なります。子どもは大人と胃のpHが違うため、はじめは消化に良いもの選ぶようにしましょう。早めに産まれたお子さんの場合は離乳食でタンパク質を与えるのは1歳以降にしないと、アレルギーの発症が増える場合がありますので充分注意しましょう。初期のタンパク質摂取は煮干しや鰹節などのだし汁を利用するといいでしょう。アレルギーを恐れてタンパク質の摂り方に偏りが出ないよう、少しずついろいろ食べさせて慣れさせていきましょう。

 
【Q.3】
子どもは11カ月です。フォローアップミルクはあげた方がいいのでしょうか? 離乳食がしっかり食べられていれば不要でしょうか?

【A】
離乳食の内容が野菜やごはん、芋などを柔らかくしたものだけだと栄養は不足してしまします。フォローアップミルクは必要な栄養素が強化されていますから上手に捕食として利用しましよう。ただし注意点として“食前に与えないこと”。これでお腹がいっぱいになり、離乳食が食べられなくなってしまうことがあります。歯が生えそろうまでに咀しゃく機能を身に付けることがとても大切なので離乳食をあげてからフォローアップミルクをあげるようにしてください。またフォローアップミルクの終了時期ですが3歳くらいまでに奥歯が生えそろいますので、食べ物をかみ切る力をつけたいこととあわせ、虫歯の発生率も高くなる危険性もありますので、2歳半くらいまででやめるようにしましょう。

 
【Q.4】
食事間におやつ は必要ですか?

【A】
おやつを食べさせることはすごく大事なことです。成長に必要な栄養素は朝昼晩の3食では補えないこともあるからです。しかしその内容が重要で「こどもが欲しがるから」「かわいそうだから」などの理由でお菓子、パン、ジュース、アイスなどばかりを与えていると“甘いものを与えることで不足する栄養素の問題”や“血糖コントロールの問題”が浮上し「アトピー性皮膚炎が改善しない」「風邪をひきやすい」「キレやすい」「いつもぐずついている」などの不調が生じやすくなるだけでなく、発達障害につながるケースも出てくるんです。血糖値を上げるような食材はさけ、タンパク質を多く摂れる食材を与えてあげるといいですね。理想的なおやつの内容は、市販ならチーズや煮干し、ゆで卵、野菜チップス。手作りの場合は、全粒粉や大豆粉をベースに、甘みはラカントを使ってホットケーキやクッキー、プリンなどはいかがでしょうか?おやつの内容を変えるだけでこどもの不調が改善することがあるんですよ。

 
【Q.5】
授乳中のアル コールは厳禁? 少しなら大丈夫?

【A】
妊娠中、授乳中はタバコ、アルコールは厳禁です。失われる栄養素が多すぎて食事では到底補いきれません。お母さんの食べたものが血液になり、乳となり、子どもの身体や脳を作るのです。細胞分裂が盛んな一番大切な時期なので、口に入れるものには十分気を配って下さい。その後の子育てが楽になるか大変になるかが、ここで決まるといっても大げさではありません。添加物の入ったジャンクフード、ファーストフード、練り製品、冷凍食品、人工のものなどもできる限り避けましょう。解毒できずに体内に蓄積され様々なトラブルの原因となる可能性もあるので。おっぱいが終わるまで、しばしのガマンです。

 
 

小児に必要な栄養

●タンパク質
皮膚を含めて体の材料はタンパク質です。タンパク質が少ないと、皮膚や髪の毛や爪の再生がうまくできません。食物アレルギーがなければ、 肉、魚、卵、大豆などできるだけ多くのタンパク質をとりましょう。

●ビタミンA・亜鉛
ビタミンAや亜鉛が少ないと皮膚がうまく作られません。皮膚がうまく作られないと、皮膚がザラザラして、鳥肌状態になります。こういった肌は、冬は乾燥しやすく、夏はあせもができやすくなります。食物アレルギーなど腸管粘膜の働きもビタミンAが関係します。ビタミンAは動物性タンパク質とニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれています。 亜鉛は牡蠣や肉類などに多く含まれています。亜鉛が不足すれば湿疹や耳切れなども起こりやすくなります。

● 鉄(ヘム鉄)
子どもは産まれた時には約6カ月分の成長に必要な鉄を貯蔵しています。しかし母体が鉄不足だと、6カ月に満たない前に鉄が枯渇し、組織の鉄が使われます。すると皮膚にトラブルが起こりやすくなります。鉄が不足すると、組織が酸素不足となり、皮膚の再生もうまくいきません。また脳細胞を含め、各臓器への血流が低下するため成長発達障害を引き起こします。

●ビタミンB群
ビタミンB群は体内で代謝をスムーズにします。皮膚の代謝や再生に必要な栄養素となります。単独で摂取するのではなく、すべてのビタミンBが含まれた「ビタミンB群」として摂取するのが有効です。不足すると肌荒れや湿疹の原因となります。赤ちゃんは夜泣きの原因にもなります。

《鉄不足で起きる典型的な症状》
□ 朝起きられない
□ 午前中の授業についていけない
□ 午後の授業で居眠りをする
□ 体育の授業を時々休む
□ 授業に集中できない
□ 成績が伸びない
□ キレやすく、ケンカしやすい
□ いつもイライラしている
□ 家ではゴロゴロしている
□ 食欲がない
□ 疲れやすい
□ 少し動いただけでも動悸がする
□ 頭痛がする
□ 風邪をひきやすい
□ アトピー性皮膚炎
□ かゆみ
□ 口囲のトラブル
□ 喘息などのアレルギー疾患
□ 氷食症(氷を好んで食べる)
※授乳中のママたちもこれらを意識して摂るとよいでしょう♪

 

 

症状別一覧

医療機関専用MATRIX(MDα)
に関するお問い合わせ
医院情報

■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図

■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。

■ 診療時間

 
午前
午後
午前 8:30~12:00
午後 14:00~16:30
手・・・手術日
休診日:土曜午後・水曜・日曜祝日
※木曜日の午後は手術日となりますが、脱毛・メソポレーション・
ケミカルピーリングなどの予約は可能です。
※月・火・金の14時から簡単な手術1件の枠があります。
土曜日は原則手術は受けておりません。

 

■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・

たかはしクリニック院長ブログ
栄養療法専門カウンセラーONPブログ
信州あおぞらみーるブログ

小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・

クリニック取扱商品
サプリ取り扱いブランド
全国有志医師の会
一般社団法人ワクチン問題研究会
MATRIX臨床研究会
MDa研究会
QRコードを読み込んでいただくと、携帯サイトがご覧いただけます。