たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
こんな便利な世の中ですが、体の中の解毒システムは人間の進化と共に機能がアップしているわけではなく、許容をはるかに超えている状態です。
ひと昔前には少なかった「副腎疲労」や「うつ」、「発達障害」や「自閉症」、「アレルギー」の方が増えていることは納得ができます。
限界を超えたストレス過労の方たちは、副腎を強化していくことも考えましょう。
副腎が最も求めているビタミンCを高濃度で点滴し、質の良いサプリメントを使って血中濃度を保つこと。また、エネルギー産生や解毒に関わるマグネシウムや亜鉛、ビタミンB群の補充もしていきます。
治療による反応性が良いため、アプローチする価値は十分に考えられます。
元々、解毒能力が低下することによっておこる方たち(遺伝子的素因があり自閉症や発達障害も合併)は、神経の再生や解毒治療が必要です。
治療は大変ですが、解毒システムを整えるアプローチも進歩してきています。
いずれにせよ、重金属(特に水銀)が根底にあることを知っておいてください。
水銀はマグロやメカジキ、クジラ等の大型魚に蓄積しています。過食に注意しましょう。
刺身・寿司を食べる習慣のある日本人は他国の3~7倍の毛髪総水銀濃度が報告されています。
(2013年 国際水銀会議)
今の日本は水銀毒性による症状が蔓延している状態です。魚だけではなく、歯の詰めものの材料にも水銀は使われています。アマルガムがないかどうか一度調べてみることも大事な作業です。ワクチンにも水銀が添加されており、血液に入ってきます。体内への蓄積を考えた場合、おすすめできません。
排出能力の良い人は健康でいられますが、健康障害がある方は影響も無視できないでしょう。
水銀の曝露源を明らかにし、排出能の指標を提供できるテストができますので、一度ご相談ください。
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