中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

ONPブログ
2025.03.06

1月に漢方についてのお話し会があり、参加をしてきましたのでシェアします。

漢方の歴史は長く、およそ2500年前にさかのぼるそうです。想像もつかないほど前から薬草を治療として使っていて、しかも現在に至るまで同じ処方とは驚きます。

院長もよく処方薬として出しますが、葛根湯、当帰芍薬散、五苓散、桂枝茯苓丸などもこの時代に生まれた処方ですよと、漢方薬局「弓と糸」の薬剤師 吉田先生に教えていただきました。

漢方は穏やかに優しく効いていくというイメージがありますが、そんなことはなく、力強くそして即効性があることに吉田先生は魅了されているそうです。

山の頂上のようにコレだとはっきりしている症状の場合には処方のエキス剤で良いですが、山の中腹のようにあれもこれも重なってあるようなはっきりしない症状の場合には、漢方薬局で相談をし体質に合う煎じ薬を選んでいただいたほうが即効性があるとのことです。

煮出し漢方(煎じ薬)は、セルフメディケーションとして普段から飲むという方法も良いみたいですので、私も試してみたいと思います。 

今回はお話し会のお土産に、桂枝湯:シナモンをいただきました。
桂枝は漢方の基礎中の基礎と言われるくらい歴史が古いとお聞きし、それだけで尊く感じました。
置いておくだけでもシナモンの甘い香りが漂い、気分がとても良いです。

 
お話し会の中盤は、なぜ漢方が効くのかという話に入っていきます。吉田先生からいただいた資料からそのまま抜粋します。

漢方はなぜ効くのか?

それは「漢方は水を操ることができるから」に尽きます。

体の6~7割は水でできていると言われています。
体の様々な症状は水の異常で起こっていることが多いのです。
例として、
余分な水が頭にあれば頭痛になり、
耳にあれば眩暈、耳鳴りになり、
鼻にあれば鼻水となり、
肺にあれば痰や咳となり、
胃にあればムカムカ、嘔吐となり、
腸にあれば下痢となり、
皮膚にあれば浮腫み、蕁麻疹、発汗異常、ホットフラッシュとなり、
関節にあれば痛みとなり、
婦人科系であれば生理痛や経血の塊となります。

こうやってみると、様々な分野にわたって水の影響がみられます。

その水を落ち着かせ、あるべきところに導き、収めることで症状は軽くなる。

それが漢方にできるからこそ漢方は効果があるのです。

体には欠かすことのできない水。
ゆえに我々人間は水によって悩まされる生き物なのです。

“水を操ることができるから”

とても腑に落ちた言葉でした。
なるほど。
整体師の先生からも,、髄液や体液、血液やリンパ液など水の流れを滞らせないことが大事であると教わったばかりだったので、すぐに納得ができました。

このような考え方は西洋医学にはなく、画一的に利尿剤などを出すのみ。
これでは根本治療にはなりません。

困ったことがあれば、その症状が何が原因で起きているのかを多方面から考えてくださる 漢方薬局に一度相談してみたらいかがでしょうか。
自然の一部である私たちは、やはり自然の恩恵(薬草など)から医療を取り入れることが身体には負担がなくて良いのでは と思っています。

これからは、こういった自然界にある力を知り得た治療家が 活躍していく時代になっていくことでしょう。

「血流が内側へと向いていた冬の時期から、血管が広がり体内の水が外へ向かおうとする夏への時期は体調を崩しやすく、具合の悪くなる方が多くいらっしゃるんですよ」

と吉田先生がクリニックにお越しいただいた時におっしゃいました。

それならば!
この季節の変わり目に養生するポイントを漢方の視点からお話しいただき、一緒に予防医学としての観点で何に気を付ければよいかを院長からお伝えできる「お話し会」を企画しました。

花粉症や五月病なども重なる春先に予定しますので、セルフケアの学びになればと思っています。

「春の不調と養生」

講師:漢方薬局 弓と糸 薬剤師・国際中医師 吉田和人先生
   たかはしクリニック 院長 高橋嗣明

日時:4月5日 14:00〜15:30

場所:たかはしクリニック【MAP

参加費:¥1,500(漢方茶と薬膳クッキー付き)

定員:15名様(中学生以上の方に限ります)

申し込み:たかはしクリニックまでお電話をお願いします(電話: 0269-26-3001|水曜・日曜休診)

今週の盆栽
雪割草とオカメ桜。外はまだまだ雪が降っていますが、院内には春が訪れています。

たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師

 

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ケミカルピーリングなどの予約は可能です。
※月・火・金の14時から簡単な手術1件の枠があります。
土曜日は原則手術は受けておりません。

 

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