たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
夏も終わり、北信州では鈴虫の声が心地よく聴こえる季節になりました。
いつも、いろいろなことを教えてくださる中国人の漢方のN先生からお聞きしたのは、この時期になると中国(といえども広いですが先生は北京出身)では乾燥ケア用に、「白キクラゲ」を取り始めるそうです。
その名を「銀耳」といって、漢方薬膳の食材としてとてもよく使われます。
ここ北信州は、黒キクラゲが豊富なので、大好きでいつもよく食べているのですが、白のほうが断然潤う力が違うそうなので、白を探してみようと思います。
白キクラゲは、氷砂糖と一緒に煮込んだエキスを冷やして飲んだり、そのまま2時間コトコトと煮てスープにしたり(トロトロになるまで柔らかくすると効果的)するとよいそうです。
肌の乾燥、空咳、喉の乾燥、ドライマウス、コロコロ便などの乾燥によるトラブルにとてもよく、うるおい作用が抜群だとか!
こんなことを聞くと、この時期だけでなく、年中取り入れたくなりますね。
ここに「オウギ」も入れると、疲れている時の体力向上や免疫機能を上げる効果が期待できるので、薬膳スープの参鶏湯や、菊の花やクコも一緒に入れた健康茶なども良いと紹介していただきました。
オウギは、漢方薬では防己黄耆湯や十全大補湯などに配合されています。
N先生が日本に来て、その生薬の多さに驚いていたのは、以前にも紹介したことがありますが、セミの抜け殻と野生タンポポです。
時期になるとそこら中にありますが、セミの抜け殻は肌の痒みに、タンポポは女性ホルモントラブルに使う生薬として活躍します。
今回教えていただいたのはモクレン(コブシ)のつぼみ。
その毛に覆われたつぼみを「シンイ」といい、鼻をとおす作用があるので、鼻炎や蓄膿症、鼻詰まりによる頭痛などに使う生薬として活躍するそうです。
つぼみを日干しして乾燥させ粉末にして飲んだり、軽く煮出しお茶にして飲みます。
漢方薬では辛夷清肺湯などに配合されています。
生薬は、薬草や薬木などの植物由来がほとんどです。キノコも然り。
信州では、山や森に入れば何かしらの生薬が手に入りますので、乾燥させ保存しておく知恵も身につけておきたいと思います。
自然からいただけるものは本当にたくさんある!
こういう自然の中で生きていく知恵や工夫を学ぶことは今からの未来に必須になってくるのでしょうね。
薬に、医療に、医者に頼らない身体づくりを個々に身につけていきましょう。
クリニックは秋🍂の装いとなりました。ご来院の皆さま どうぞお楽しみください!
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