たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
ビタミンDについてのオンラインセミナーがあり、参加しましたので、情報のシェアをします。
ビタミンDは、コロナ禍でかなり注目された栄養素のひとつなので、ご存知の方も多いことと思います。
臨床研究も進み、国内での結果が多く出ているものの一つに、ビタミンDの血中濃度が高いと、コロナ感染の重症化が少なくなることがわかっています。クリニックで測ったことのある方は、データを見てみてください。報告では、10以下は重症化率が高く、30以上は重症率が低いです。
何度もお伝えしていますが、ビタミンDは抗菌タンパク質であるカテリシジンの合成を促したり、また、免疫の暴走を防いだり逆に抑制にも働き、要は免疫機能の調整をしてくれています。
免疫にかかわる腸粘膜の修復(リーキーガットの修復)にも関わり、まさに免疫の鍵を握っているとしか言いようがないくらい 大事な栄養素です!
次に、着床、妊娠、出産、流産率にもビタミンDが関わるデータも様々あります。
今や、16人に1人は、体外受精児の時代です。社会の多様な変化により出生事情も随分と変わりました。
ビタミンDの血中濃度が不足していると、流産の確率が増えるというデータもありました。クリニックでは不妊治療で流産を繰り返している方のご相談も多くあり、どの方にもビタミンDの重要性をわかっていただくようにお話しをさせていただいています。
現在では子宮内膜にビタミンDの受容体があることもわかり、より研究が進んでいるようです。
不妊外来をやっているドクターには、最低限の知識として持っていていただきたいものです。
癌についても、40-69歳34000人のデータを取り、血中濃度が低い群は、癌のリスクが上がるという結果も出ています。
また、血中濃度が20以下の場合は、睡眠の質の低下、日中の眠気、うつ病の発症しやすくなります。
現在、朝起きられず不登校の子供たちが増えている原因のひとつに、ビタミンD低下があるのかもしれません。
外での活動が少なく、スマホやネットの普及により、日光を浴びない時間が多くなっていますから。
さらに、骨折、筋力低下、高血圧にも。
とにもかくにも、どんな方もビタミンDをしっかり補充されることをオススメします。
先ずは、毎日お日様を浴びましょう。コレステロールからの体内合成が高まります。
ビタミンDの材料はコレステロールなので、総コレステロールは180以上が理想です。
食べ物では、D3がサケ、サンマ、イワシ、シラス、ブリ、D2が干しシイタケ、マイタケに多く含まれています。
K2とMgを一緒にとることによって、効率よく増やすことができますので、納豆やモロヘイヤ、ブロッコリー、海藻類なども一緒に食べましょう。
血中濃度を調べながら、上手にサプリメントなどもお使いください。
血中濃度は、25OHビタミンDの値が50~80を目標にします。
今年は花粉症がひどいと言われています。
アレルギーにもビタミンD!ですよ。
サプリメントは、無味無臭のスプレータイプもあります。
カプセルや粒が苦手な方や、お子さんには使いやすいでしょう。
食べるものに1プッシュ(1000IU)することで、効率良く摂取することが出来る優れものです。
今週の盆栽は、オカメ桜。
院内でお花見を楽しめます。
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・