たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
改めて、皆さん「フェリチン」という血液データを見たことがありますか?
当院の患者さんなら当たり前に見ているデータなので、どんな風に読み込んでいくのかも お分かりになる方は多いかもしれません。
最近、テレビで何度か特集をやっていたので、患者さんのほうから フェリチンを測ってほしいと言われることが多くなってきました。
貧血や、フェリチンについては、何度も何度もブログで書いてきましたので詳しくはそちらをご覧ください。
ついこの間、こんな方がいらっしゃいました。
フェリチン値1.0の20代女性
だるくて朝も起きられず学校を休みがち。行きたいけれども、体がいうことをきかない状態のようで、来院されました。
いつもイライラしているようで、母の言うことにも耳を傾けず、連れてこられた感が満載で、初診時はこちらを見向きもしませんでした。
頭痛もあり、疲れもひどく、集中力も低下。
まさしくフェリチン低値と思われる症状が満載です。
今回はコロナワクチンを打たれているため、その副作用ではないかと調べてくださり、当院にいらっしゃいました。
そして採血をしたら、予想通りのド貧血の状態。
ヘモグロビン値は正常範囲内なので、どうしても よその病院では貧血を見逃されがちになってしまいます。
本人はいやいやでしたが、初診の時からヘム鉄と、ビタミンBのサプリメントを1~2粒飲むように指示をしたところ、10日後に採血結果を聞きに来られた時には、とても体調が良くなり、ニコニコ笑顔を見ることができました。
このように、1ヶ月もしないうちに症状が良くなることはざらにあり、特に、女性は鉄が少しでも補充されると、だいぶ体は楽になります。
頭痛もほぼなくなり、学校でも周りから、顔つきがだいぶ変わったね とほめてもらえるようでした。ホントに見違えるほど目の輝きが変わり、私も嬉しかったです。
精神科に行くか迷っていたけど、行かなくて良かった とも言ってくださいました。
そうそうこの言葉は、栄養療法で改善した方から今までに、何度も何度も聞いている言葉です。
精神的に参っていると、どうしても精神科を頼りにしてしまいがちですけど、薬が始まってしまうだけで、そこには、食事のアドバイスも、心理的なフォローもありません。
イライラもうつも、集中力低下や気分の落ち込みも、さらに不眠すらも、糖質過剰による低血糖症状からも起きますし、隠れ貧血によるセロトニン、メラトニン合成が上手くいかず、多幸感もありません。
そして、ビタミンBの消耗が激しいことによる、ミトコンドリア内でのエネルギー生成が落ちていることもあり、疲労感が常に生じます。
一番は、ストレスにさらされている原因を取り除かなければ、なんの解決にもならないことは誰もが承知していることだと思います。だから、思い切って、原因となっていることをやめてみることも最終的には考えた方が良い場合もあります。
投薬が始まってしまうと、なかなか抜け出せず、さらに薬に依存していきます。
本当に必要な方もいるでしょうが、いつぞや 同じ栄養療法をやっている精神科医が、うつ病の9割は元々薬の要らない人なんだよね、と言っていたのを思い出します。
長野県でも、精神科、心療内科受診が非常に増えているようで、朝から受診者が溢れていると聞きました。
これでは、一人にかける時間もないまま、同じ薬の処方のみとなってしまうのは、仕方のないことかもしれませんね。
上手に自然療法でコントロールしてくれるドクターが増えればよいのですけど...
これは、精神科に限ったことではなく、内科でも同じことが言えます。何とか ”必要最低限の投薬治療” を、どのドクターも目指していただきたいと常日頃から思います。
そして何より、皆さんが、自分の身体を守るべく、病にかからない食事や適度な運動、ストレスの無い環境に身を置くことを実践していくことにつきます。
甘い物、炭水化物過剰、加工品の取り過ぎには気を付けて、和食中心にしながら、タンパク質も毎日欠かさず食べるようにしていきましょう。食べたら動くことも忘れずに。
不足している栄養素による症状かもしれませんので、血液検査を受けてみるのもよいでしょう。じっくり解析させていただきます!
特に女性は隠れ貧血がないか調べてみることをオススメします。
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