たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
この数年で美容、エステの分野でヒト幹細胞培養上清液入り美容液や、幹細胞培養治療を導入するところが増えてきました。
幹細胞培養上清液には成長因子(サイトカイン)が多く含まれ、皮膚に導入することで自らの表皮、真皮細胞を活性化させ、ターンオーバーを正常に保ったり、細胞の活性化を促すので、コラーゲンの生成などに効果があると期待されています。
一般化粧品の美容成分を塗布し、補っていくものとはそもそも概念が違うのです。
使用後は、自ら作り出していく過程があるので、1日目よりも3~5日目くらいのほうが肌改善を実感することでしょう。
一般的に抽出される幹細胞は植物由来、動物由来、ヒト由来があります。
やはりヒトの脂肪や、特に臍帯から作られる培養上清液は上質で、細胞増殖を促す成長因子(サイトカイン)が豊富に含まれ、活性能力も高いといわれています。
しかし、ヒト幹細胞といえども出元は様々。
一般に出回っているタイプは、もともと研究資材用(院長も軟骨や胎盤、羊膜の培養研究をしていました)として使うところから回ってくるものであるため、本当に安全かどうか不明です。
安全かどうかとは、ドナースクリーニングがされているかということ。
他にも、自分の脂肪を採取し、幹細胞を培養してもどしていくやり方もあります。
こちらは自分の細胞なので、安全ではありますが、臍帯のように成長因子が多くないのと、培養にも時間がかかり侵襲もあります。かなり高額な治療となるでしょう。
では、自分の脂肪でないとすると、他人の臍帯や脂肪由来のものとなりますが、その品質はどうでしょうか。
日本人なのか、外国人のものなのか?
その方の既往歴はどうか?
ウイルス感染検査はされているか?
原液か、希釈液か?
効果を上げるために人為的にサイトカインを増やしてしまう工程がはいることもあり、それはサイトカインストーム(サイトカイン放出が度を越し、ブレーキの利かない炎症が生じる)を起こしかねません。サイトカインにはそれぞれの性質があり、バランスが大事なのです。
今回入手したものはドナーが特定されており、もちろん何も添加もされていません。厳しい検査を幾度も重ねた、日本人ドナーの臍帯組織から培養し、完全無血清培地で培養された安全性の高い培養上清の原液です。
もう少し内容をみていきましょう。幹細胞培養上清液内のエクソソームに注目してみます。
エクソソームとは、成長因子(各種サイトカイン)やアミノ酸などの情報を遺伝子伝達する細胞と細胞の間でのメッセンジャー的役割のある物質です。エクソソームがあってこそ、サイトカインの働きが活躍します。
エクソソーム自体にも、高い皮膚の再生能(しわ、しみ改善、皮膚バリア機能再生)、抗炎症作用、血管再生作用などが確認されていて、特にアトピー性皮膚炎に効果が期待されます。
さらに、様々な特徴のあるサイトカインが含まれていますが、これには、新しい皮膚細胞を作る、美白効果、皮膚の水分保持を維持する、損傷箇所の修復などなど、その効果は多彩です。
加齢による幹細胞減少や老化でお悩みの方にも、もちろん皮膚トラブルをお持ちの方にも、これらの理由から安心してお使いいただけるものと思います。
クリームなどに混ぜて直接塗布するでも効果はありますが、当院では、メソポレーションを使って導入していきます。より深い部分へ浸透していきますので効果も高くなります。
幹細胞治療は再生医療と言われるだけあり、根本的な肌質改善ができることでしょう。
幹細胞上清液をメソポレーションで導入した方の感想です。
プリプリ感がすごく出ました。いつもの手入れだと、2~3週間で小じわが気になってくるけれど、1ヵ月以上気になりませんでした。ツヤ感も続いた感じがします。
海に行ったので日焼けし、ダメージがあるかと思いましたが、何ともなく、肌はとても良い状態でした!
秋が深まってきた頃、ザクロは熟し、宝石のような美しい果実が顔を出します。
その甘酸っぱい実はポリフェノールが豊富で抗酸化に優れています。しみケアにもよろしいとか!
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