たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
タイトルにもある通り、東洋に限らず西洋の薬も自然界からヒントを得て開発されたものはたくさんあります。
セミの抜け殻は、日本なら夏になるとどこにでも地面に落ちていますから、中国から来られた漢方の先生からすると、公園は宝の山!だそうです。
セミの抜け殻は「消風散」という漢方薬の材料になり、分泌物の多い慢性の湿疹に効果があります。
湿疹が夏に悪化しやすい傾向や、強いかゆみがある場合にも用います。
セミの抜け殻をすり鉢で細かくし、お茶にしたり、保湿剤に混ぜ塗ってもいいかもしれません。
処方箋の漢方薬となると、成分はもちろんセミの抜け殻だけではなく、別の成分もブレンドされていますので、相乗での効果となりますね。
また、春にタンポポの花や茎、葉っぱ、根っこまで全ての成分が、乳腺炎に効果があると漢方の先生からお聞きし、院長が農薬散布のない所に生えているタンポポを取りに行ったこともあります。
しっかり乾燥させて、煎じて飲むと良いそうです。
自然界にある身近なものが、治療薬になることは、おじいちゃんおばあちゃんの知識なら当たり前のことかもしれませんね。
そうそう思い出したことがあります。
5人目を出産した後、上の子ども達の子育てもあり、さすがにだいぶ疲れきっていたちょうどそのタイミングで、ハチの巣をいただきまして、ピンセットで中から蜂の子を子供たちと一緒に、キャーキャー言いながら取り出したのは、いい思い出になっています。
その蜂の子を佃煮と炊き込みご飯にして食べたところ、とてもというよりか、超々元気になったのには、とても驚きました!
蜂の子ってエライです!
消風散と同じく皮膚に使用していくものには、ヒトの尿をヒントにして同じ組成にして作り出された「ミラクリッド」という注射薬があります。
本来は急性膵炎や、切迫早産に使用していく薬なのですが、以前、産婦人科のドクターからアトピー性皮膚炎に良いよと教えていただいて、クリームに混ぜて使っていた時期もありました。一定の効果はみられていたことを覚えています。
ヒトの尿といっても、より赤ちゃんの尿のほうが質が良いとも当時、製薬会社の人が言っていました。
尿は腎でろ過されていますから無菌です。そこから抽出した糖タンパクが酵素阻害薬として役に立っています。・・・何でも役に立つものですね。
また、この間、包丁で指を切ってしまった時に、「アルジサイトAg」というシートを貼って直しました。
浅い傷なら数日間貼っていれば新しい皮膚が再生されます。
北欧では傷口に海藻の粉をつけて治すことが主流のようで、これをヒントにし、「アルジサイト」が開発されました。
日本でいう、おばあちゃんの知恵みたいなものでしょう。
日本には古来からあった大麻もそうです。
そこからの抽出成分CBDやCBGなどの効果は多彩です。
もう少したてば、医療用大麻も広域に使用が認められてくると思います。
現在クリニックでは抗炎症作用(関節痛や、アトピー性皮膚炎の痒みの鎮静など)にバームを使用しています。
オイルは、不眠や統合失調症、癌の疼痛治療として使います。
日本は山もあり、海、川、温泉、鉱物など、まさに薬の宝庫です。
工夫をしながら、なるべく化学物質の含まれない薬を選びたいものですね。
やっぱり夏は、🌻ひまわり🌻でしょ!
まさに太陽からのパワーそのもので、元気をもらえます!
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