たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
口は、免疫の最前線です。
唾液には、ラクトフェリンやIgA抗体が含まれていて、細菌やウイルスが入ってきた時にまず処理をしてくれ、守ってくれています。
唾液は、さらりとしたほうが気持ち的によい気がしますが、実は、ムチンたっぷりのねばねば唾液のほうが、IgA抗体の質や量は良かったりします。赤ちゃんの唾液はトロンとしてお口から垂れてきますよね。本来の唾液です。
加齢で唾液量は少なくなってきたり、降圧剤の副作用で不足したり、過剰なストレスでドライマウス気味になったりします。
腸内ばかり注目されがちですが、口腔内もあらゆる菌が住みついています。
私たちは、菌との共生の中で、身体は日々動いているということは、あまり意識しないことですが、とても大切なことなので、今回は唾液や呼吸に注目してみます。
口呼吸をし、唾液が少ない方は、ドライマウスになり、口腔内細菌叢も乱れていきます。当然、雑菌も繁殖しやすい環境です。
それが、口臭や歯周病、虫歯、口内炎、上咽頭炎、気管支炎、イビキ、頭痛、無呼吸症候群などのトラブルが起きやすくなり、全身の慢性炎症(病気)につながっていく原因となっていきます。
口腔は、脳に近いので脳神経にとても影響しやすく、脳の炎症と言われるうつ病やパニック障害などの原因につながる可能性もでてきます。
また、最近唾液からBDNF(脳由来神経栄養因子)が出ることもわかってきました。
BDNFは、神経細胞を発生させたり修復させたりする液性蛋白質のことで、脳機能を活性してくれるものです。
加齢と共に失われていくものですが、普段からよく噛むことを心がけると脳トレもできるし、唾液がよく出ますのでBDNF増加につながり、認知症やうつ対策にとても良いと思います。
さらに、脳に酸素が行き届くように、呼吸にも意識を向けていくともっと良いです。
まず、唾液をしっかり出すべく、口呼吸をせず、鼻呼吸にすることを意識します。
舌を上顎にくっつけ、口を閉じ鼻で呼吸。吐くことを意識すれば、勝手に吸えます。
慣れていない人は、難しいかもしれません。
難しくなくても、長く続けられなければ、慣れるまでやり続けてください。唾液が沢山溜まってきたら上手に出来ています。
また、食事中は、何か口に入れたら一緒に水を飲まないで、よく噛むようにしてください。
流し入れてしまっている方が多いでしょう。
よく噛むことで、腹8分目で満足できるようにもなり、ダイエットにも良いです。
「あいうべ体操」もオススメします。今井一彰医師が開発した口体操です。
①大きく口を開けて、あーーっ。
②口を目一杯横に広げて、いーーっ。
③口を強く突きだし、うーーっ。
④舌を思いっきり下にだして、😝べーーっ
30回毎日続ける。
顔輪筋も鍛えられ、リフトアップにもとても良い!
マスク生活で無表情に慣れ、たるんだ頬の引き上げもできますよ。
寝ている間は大丈夫ですか?
朝起きた時に、口の乾燥、口臭を感じたら、口呼吸で寝ています。これではさらに唾液量が減り、免疫も落ちてしまいます。
寝る時に、軽くテープを唇に縦に貼り塞いで、そのまま寝てください。出来ますか?
朝まできちんと鼻呼吸ができるようになったら、体質改善が一歩進みます。
脳への酸素の取り込みが自然と増えるので、集中力は上がってくるし、(脳で視ていますから)視力も上がってくるし、疲れにくくもなります。
人間の本来持っているシステムをしっかり稼働させていれば、病気にならない身体づくりが自分でもできます。
今の医師は、なった病気に対してしかアプローチせず、残念ながらその人が病気にならないように指導はしてくれません。
自分で出来ることは、やりましょ。
いつも、クリニックに来なくなるような身体づくりをしていただきたく、日々の診察では、しつこいぐらいに、食べるものや飲み物の注意点、砂糖の弊害、排便の質向上、自宅でのストレッチ法、運動、思考について、などなどお話ししています。
うざそうにしている方もいますが、どこかで気付いてくれるかも…、という淡い期待も込めて熱く話しをしたり、配信をしたりしている次第です。
これからもお付き合いください。
まずは、あいうべ体操をトイレ中や、お風呂時間にやってみてくださいね。
何事も継続です。
何かが変わってくるかも…😉
今年はアナベルが一段とふっくら大きく咲きました。
MDαを500倍くらいに薄めて根本にまいたおかげかな。
クリニック入り口でお出迎えいたします♣
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・