たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
私からすると、えーっいまさらですか・・という感じです。
去年の夏、信州大学病院の小児科に「ジュニアアスリート外来」が設けられました。
これで統計がとれたのでしょう。
「女性選手7割月経に悩み」と、GW中の地元新聞一面に大きく取り上げられていました。
血液検査、骨密度検査、身体測定、問診をし、婦人科や栄養士につなげているとのこと。
どんな指導をしているのかとても興味があります。
当たり前のようにプロを目指す子たちは、ものすごい練習量と、体重管理による栄養不足により、わかりやすくほとんどの子は貧血になります。
貧血がひどくなると、全身は酸欠状態になるので、疲れやすくなり、朝もスッキリ起きられません。
タイムやパフォーマンスも上がりにくく、成績の伸び悩みに精神不安定になりがちです。
それは、ドーパミンやセロトニン合成にも貧血の原因である“鉄”が関わるからです。
貧血は、ヘモグロビン値だけで判断をしないことです。
学校の検査や病院の検査でも基準値に入っていれば大丈夫と言われ、隠れ貧血を見逃されてしまいます。
そして、そのまま何もアプローチをされずに、激しい練習に戻り、さらに貧血が進む悪循環へ…。
成長期は、身長も伸び、ホルモンを整えていく時期でもあります。そのうえで筋肉を鍛えていくとなると、食事だけの管理ではとても難しいため、サプリも上手に利用していきながら、日々のメンテナンスに役立てると良いでしょう。
当然、激しい運動により、酸化ストレスも多くなり、さらに、交感神経過緊張の状態が続くため、微量のホルモン調整がうまくいかなくなり、無月経や月経不順が起こりやすくなるのは仕方のないことです。
エストロゲンが十分に分泌されないと、骨も弱っていきます。
女性の骨はエストロゲンによって守られていますので・・・。
骨が弱くなるということは、疲労骨折や、ケガのリスクも上がってしまいます。
骨だけでなく、腱や靭帯もコラーゲンから作られているため、コラーゲンの材料となる鉄、ビタミンC、タンパク質は欠かさずしっかりとり、ケガのしにくい身体づくりをしていきましょう。
栄養的にはエネルギー産生に、ビタミンB群も欠かせません!
アスリート外来と掲げている場所で、適切にアドバイスしていてくれればよいのですが・・。
また、最近は、SNSなどで、子供たち用のサプリが、今ならたった~円と集中力や、身長伸ばしを売りにしたものが沢山出回っています。
それらはどうですか?と質問を受けますが、自分の子どもに飲ませたこともないし、患者さんに勧めたこともないので、効果のあるものかは評価ができません。
口の中に入れるものは、食事もサプリも安全なものを見極めるようにしてくださいね。
ジュニアアスリートの方達は、プロになるための身体作りなのか、成長期の女性としての身体作りなのか?
その目的に応じて練習量を調整したり、食事の内容も違ってきたりします。
将来の出産に備えてならストイックなトレーニングは決して推奨するものではありません。
でも何を差し置いてでもプロを目指すならば、それなりの代償がついてくることは仕方のないことだと発想を切り替えていくことです。
肉体と上手に付き合っていくことは、思考トレーニングもとても大事です。
これからの将来を担うジュニアアスリートの方達の、活躍を願っています!
クリニックの待合室から「風知草」が心地よく風に揺れているのがみえます。
風を知る草 という名前に惹かれ、15~6年前に小さな苗で購入したのを思い出します。
当時は、オシャレな鉢に幾つも植え替えて楽しんでいました。
今やクリニックに鎮座して、涼しげな表情を魅せてくれています。
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