たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
信州もだんだん春が近づいてきました。
今年は雪の量が半端なく多く、皆さん雪かきにご苦労されたことと思います。
若いつもりではいるのですが、普段から運動不足の私は雪かきを少しやったくらいでめげてしまい、なんとも情けない…と改めて思うこの頃です。
地元の方は、身長も小さくどんなに腰の曲がったおばあちゃんでも「朝雪かきをしてきたよ。」と笑いながら言って、腰のお注射に来られたりします。
その生活力のすごさに感心し、安易に愚痴などこぼしていられません。
長野県は長寿日本一でもありますし、癌の一番少ない県でもあります。
こちらのお年寄りは、とにかくよく動き働き者です。農家さんが多いので、朝早くから体を動かす習慣があり、太陽とともに起き、月とともに眠る生活。
普段から加工食品が少なく、自分たちで育てた季節の野菜を毎日食べています。四季のはっきりしたこの地域に住む人の体内には適応食なのでしょう。植物性栄養素もたくさん摂れます。
食事や生活のプログラムは個々に違いますが、基本的なことは押さえ、暖かくなる春からは新しい習慣をつけたいものです。
まずは、細胞を老化させていく食後高血糖を防ぐようにします。砂糖をとらないようにし、炭水化物も食後に少しだけとる程度にしましょう。
そして、肉よりも脂肪の多い魚を中心にして、体内をω-3脂肪酸リッチにしていく。トランス脂肪酸は避けます。
何の栄養のないスナック菓子、カップ麵でお腹を満たさないこと。
腸に負担のかかる精製品、加工品はやめ、細菌が喜ぶ食事を摂ります。
食事とともに必要なものは、やはり運動。筋肉や関節に過度に負担がかからないように、軽いものからスタートしてください。
信州の方は、朝も夕もウオーキングしている人がとても多いと感じます。
犬を飼っている人も多いからか、よく歩いたり、ジョギングをしたりしている方が多く、車から横目で見ている自分が本当に情けなくなります…。
生活、食事を変えることは、長期的にみて薬のいらない健康な身体づくりにかかせません。
投薬のように人の生理プロセスを変えて、効果をすぐに発揮するものではありませんが、パターン化されている健康問題(肥満、痛風、高血圧、高脂血症、倦怠感、うつ症状、関節痛、便秘、皮膚炎など)を解決していくには、負担もかからず誰にでもできることです。まずは2週間、クリア出来たら1ヶ月、最終2ヶ月は継続してやってみましょう。きっと何かが変わってきます。
もう一度チェックです。
・とれたてで新鮮、なるべく天然、有機、自然食品を選ぶ。
・色とりどりの食事にすると、バランス良く植物性栄養素がとれます。
・低糖、グルテンカゼインフリー、脱添加物へ。
・良質なタンパク質摂取も忘れずに。
・ウオーキングなどの軽い運動などをすると、気持ちも違います。眠りの質もよくなるかも。
・「ま、いいか。」というポジティブ思考に。
毎日、健康に良いことをひとつ決めて実行しましょう‼
今年から信州あおぞらみーるでは、安心安全な食を作っている方を少しずつ紹介していきます。
ニュース欄では、「イロイロこばなし」と題し、私や、サプリスィーツを作っている「てまひま工房」の山岸さんの食の体験話や、メニューの紹介、お店の紹介などを、配信していきますので、時々ご覧くださいね。
そして、皆さんが知っているイロイロこばなしのネタになるような、安全な食品や物づくりをしている方や、お店をぜひご紹介してくださいね。
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小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
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