たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
この数年で基礎体温を測る習慣はついたことと思います。
出先で測る体温よりも家庭内で同じ体温計で同じ条件のもとで測った平均を知っておくと良いでしょう。36.5~37.0℃を保てるとベストです。
お分かりの通り体温が1℃下がると免疫も落ち、ホルモンバランスにも影響が出やすくなります。
今は子どもたちも35.0℃台のことが多く同時に低血圧のため代謝が非常に落ち、朝起きにくくいつもだるさを感じ、「起立性調整障害」という診断名がつけられます。普通子どもは大人よりも体温が高く、免疫も高いのが当たり前なのですけれど…
冷え性、低体温になっていく原因はいくつかありますのでその対策を含めて考えていきましょう。
- 呼吸が浅くなっている
普段呼吸は意識せずに行っていますが、1日のうちどこかで(朝がおすすめ)深呼吸を意識します。ゆっくりとした呼吸をするとリラックスし、酸素がしっかり体内に入るため血流が良くなってきます。
前にもお伝えしましたが鎖骨の間のくぼみに、親指を中に入れたグーの右手を当て、その上からパーにした左手をかぶせ、少し斜め上を向いて呼吸すると酸素の取り込みがしやすくなります。- 年中冷たい飲み物を飲んでいる
体が冷えるだけでなく内臓機能が落ちてしまいます。
白湯を飲むと便秘がなくなったり、体調がよくなる人は多いので習慣づけるとよいでしょう。
白湯はやかんで湯が沸騰したらごく弱火にし20分そのまま火にかけておきます。飲むときは常温まで下げてからお飲みください。- 砂糖のとりすぎ、カフェインのとりすぎ
交感神経が緊張するため血流が悪くなりますので控えましょう。特に白砂糖は体を冷やします。- 貧血
赤血球の大きさが小さく薄い場合は全身に酸素を運べず酸欠状態です。
データではMCV、MCHCなどの状態を見ることも目安になります。データ上低値の場合は積極的に鉄分の多い食材(レバー、赤身肉、カツオ、ひじき、アサリ等)心がけて食べるようにして、重度に不足している場合は、サプリメントも上手に利用したほうが良いです。鉄が十分に満たされているほうが、身体が動きやすく代謝が上がりやすくなると同時に、セロトニン合成を促すのでリラックス効果を得やすくなります。癌細胞にとっての好環境は、高血糖低酸素低体温です。貧血があって甘いもの好きで冷え性が慢性化している場合は要注意です。
- 運動不足
筋肉をつけると熱産生量が増え、当然体温も上昇します。
筋肉も骨も負荷をかけることは大事で、プロテインを飲んでいるだけでは筋肉をつきません。毎日少しの時間でもよいので歩くことを心がけてください。ストレッチもすると筋肉を柔軟にさせ、血流とリンパの流れも促せるのでさらに良いです。- 甲状腺機能低下
副腎疲労の症状ととても良く似ていますが、女性の10人に1人は甲状腺機能低下症と言われています。
低体温、寒がり、発汗減少、肌乾燥、易疲労感、傾眠、便秘、脱毛、むくみ等が主な症状です。ひどいようなら一度血液検査でホルモン値を調べてみましょう。TSHは正常でもT3やT4が低いことがあります。- 降圧剤他の多剤投与
年を取ると代謝や臓器機能も落ち、さらに筋肉量も低下してくるので、頑張って血圧をあげて全身に血液を運び、体温も上げようとします。高血圧は理にかなった反応です。140~150くらいは普通です。それを降圧剤により血圧を下げすぎることで低体温になっていることもありますので、むやみに下げすぎないようにしてください。
クリニックでは【MDα+】使用2ヶ月で体温が1℃上がった方がいらっしゃいました。甲状腺機能を上げ代謝がとてもよくなったのですね。
冷え性の人には漢方を処方することも多くその人の証をしっかりとったうえで選択していきます。
女性には好評です。
また、ナノミストサウナに入ると身体の芯から暖まるため、帰宅後もポカポカします。汗のかきやすい体にもなり代謝がアップしていくのでかなりおすすめです。
お値段も1月から安くなり利用しやすくなりました。この寒い冬もぜひ利用してみてください。
ご自分に合った方法を見つけ、身体を温め免疫を上げていきましょう!
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・