たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
オーソモレキュラー的に考えた場合の頭痛は、主に鉄や亜鉛が不足することで、発症することが多いため貧血を改善していくことで解消していく症例を多く見てきました。
貧血による頭痛については以前のブログを参考にしてみてください。
今回は頭痛にもいくつかの種類に分けられることと、その背景を探ってみたいと思います。
まずスクリーニングしておかなければいけないことは、髄膜炎や脳腫瘍、高血圧など病気が原因になっている場合がありますので、注意が必要です(これらは「二次性頭痛」といいます)。
とはいえ、ほとんどの場合は「一次性頭痛」といい、緊張性頭痛や偏頭痛、気圧によるものと考えてよいでしょう。緊張性頭痛は部位別にみていきます。
頭頂部 が痛い方は往往にして、仕事がハードでまじめな方。考え事が多く、悩みやストレス、イライラ、いわゆる脳が興奮した状態が引き金になっていることが多くあります。
頭頂部を触ってみると、硬いだけでなく、少しブヨブヨもして、むくんでいる状態。
脳の老廃物が多いのでほぐしてあげるとよいです、頭頂部には腰からお尻にかけてのツボがあります。爪を立てて押してあげることも刺激になりますよ。(痛みを感じるところがポイントです。)
側頭部 こめかみ周辺が痛む方は、やはりストレスが原因のことが多く、人間関係や居心地の悪い環境が影響し、リラックスができない状態が長く続くと起きたりします。あとは言いたいことが言えずに我慢している時。歯の噛み合わせが悪い、耳の聞こえが悪いことも影響することがあります。
前頭部 ここは思考や感情を司るところ。ここが硬い場合は長時間の不安や心配事があり、常に脳がフル回転状態。睡眠不足も関係し、締め付けられる感覚が出てきます。
この場合は黒目のライン上で額1/3(下方)のところに示指中指の二本を押し当てて下さい。楽になる時があります。
後頭部 にコリがある場合は姿勢が悪いことが影響します。また、目と連動しているため、目を酷使している時に頭痛が起きたり、逆に後にコリがある時に目がむくんだり、たるんだりすることもあります。目のツボ押しをしたり、緩めるとよいでしょう。
偏頭痛
いわゆる片側だけ痛くなります。
首のズレがないか、ホルモン(特に甲線状)のアンバランスがないか調べることも必要です。血流の悪い貧血も影響しますので、この場合は貧血改善が役に立つでしょう。
週一くらいで起きたりする群発頭痛にはアルコールやタバコの習慣がある人が多いため、注意をして下さい。
また気圧の変化に弱い人は耳がむくんでいることがあります。
気圧の変化やストレス、自律神経の乱れや、PCを見る時間が長くなると、うち耳の血流が悪くなり、頭痛だけでなく吐き気や耳鳴り、めまいも起きたりしますので、ホットタオル等で目だけでなく耳も温めるとよいでしょう。耳を外側に引っ張ったり、耳たぶを下に押し下げることも時々やってみて下さい
食べ物が影響する場合
油っこいものが好きな方は胆汁性頭痛を起こすことがあります。運動不足や消化不良も原因です。また炭水化物を摂りすぎて低血糖になった場合も、カフェインを摂りすぎて副腎疲労が起きた場合も、当然頭痛につながります。
ニッケル(金属)の多いチョコの食べ過ぎや添加物や化学物質の多いやすいパンを食べた後も…。
このように頭痛の原因は多彩です。原因がわかった場合はまずそれをやめてみることにつきます。
日々のケアにはマグネシウムや鉄を意識して摂取することや、便通をよくしておくことも大切です。
頭痛の起きない日常はどんなに快適か!特に女性の皆さんはお悩みの方が多いと思います。
安易に鎮痛剤が処方され、今はドラッグストアでロキソニンやバファリン、カロナールなどを気軽に購入できるため内服する方も多いでしょう。その場の対処療法で飲み続けると、後々様々なところに障害が出てきてしまいます。
症状があるから薬を使うのではなくまず原因の消去を考え、今回の内容を参考にし、食習慣、生活習慣を見直してみましょう。
近くの公園にある池で撮影しました。
神聖なる美しい 蓮の花。
スッと茎が伸び、大輪の花が咲く…そんな人生に憧れます💕
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