たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
皮膚炎の子たちは体質改善のために食事にはよく気をつけていることと思います。
毎回お話ししている通り、腸に炎症を起こす小麦、乳製品をしっかり除去すること、砂糖、精製された穀物を可能な限り食べないこと、野菜中心にしながら、皮膚の材料となるタンパク質も意識的に食べること。
油の質にこだわる、添加物の多い加工品は摂らないこと、等々頑張っていらっしゃることでしょう。
皮膚は栄養の効果が表れやすいので食ケアには今後も努めて下さい。
特にビタミンAや亜鉛、鉄が摂取できるようなメニューを考えると良いです。
時にサプリメントも上手に利用すると至適量になりやすいですよ。
栄養素は少ないと必要なところ(皮膚)に行き届くまで能率が悪いため、多めにとり入れたほうが修復が遅くなりません。
もう一つのポイントはこの体質改善を進めるためには睡眠がなにより大切です。
兎にも角にも眠らないと細胞の修復ができないからです。一般的なサイクルでは、細胞分裂が盛んな時間帯は深夜2〜3時。
血液のクリーニングは23時〜2時。肝臓の修復は深夜1時〜3時と言われています。
そして修復に必要な指示が隈なく行き届くには4〜5時間かかり、その後栄養と酸素を細胞に届け修復していくのに3時間かかると言われていますので、トータル7〜8時間の睡眠が必要となります。
痒くて眠れないときは脳内ではこれらの指示が上手く行き届かず、悪循環になっています。
睡眠を重視して修復を促すようにしていくことも考えていきましょう。
もちろん腸粘膜の状態をよくしておくことも大事ですよね。これもいつもお伝えしている通りですが、今回は違った視点で見てみます。
腸粘膜は体の中でも特にいろいろなことを記憶するところです。
人はちくわと同じ状態。口→食堂→胃→小腸→大腸→肛門→皮膚→口・・・というように内側と外側は全て繋がっています。
腸で起きていることは皮膚にも繋がります。免疫と大きくむすびつく腸粘膜を丈夫にすることは、皮膚を綺麗にすることなのです。
皮膚に対するネガティヴな思い込みは、腸に影響を与えます。
下痢や便秘、腹痛、ガス等々。そして免疫は落ち、肌も修復しません。悪循環ですね。
アトピー性皮膚炎の一つの考え方として、愛をもらうことができなかったという悲しみや絶望が影響していることがあります。
(全てが当てはまる訳ではありませんから悲観的にならないで下さい。)
ですので、感覚や感情の解放をしてあげると良いです。いい子いい子して頭をなでたり、ハグをする、手を繋ぐ等触れること。
スキンシップが大切です。触れることで皮膚と腸粘膜は繋がっていますからちゃんと伝わりそれを記憶します。
さらにその子の才能を見つけ、たくさん褒めること。才能とは自分の年の数だけ能力があるとどこかで聞きました。
腸粘膜を傷つけないようにもちろん食も大切ですが、こんな違った視点にも目を向けてみてください。きっと助けになると思いますよ。
今年もアナベルが綺麗に咲きました。
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