たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
以前にもお伝えしていますが、グルテンフリーが当たり前の世の中になりました。
食事指導の一つとしていつもお話ししていますが、グルテンが身体に(特に腸)悪影響を与えるということが皆さんの知識に浸透してきたと感じています。
最近では、すでにグルテンフリー食に取り組んでから来院される方が多くなってきました。
さて、おさらいです。
グルテンとは麦類に含まれるたんぱく質グリアジンとグルテニンが水分に触れたときにつくられるもので、よーく練ってふわふわパンやコシのあるうどん、ツルツルめんができ、私たちの食感を楽しませてくれます。
主食だけでなく、加工品や化粧品・シャンプーにも使われ、今や麦に触れない生活はないくらいに日本では多くの商品に使用されています。
このグルテンは摂取し続けることによって、様々な不調の原因になることがあります。
消化器症状はお腹が張る・便秘・下痢など。
他にも疲れやすい・だるい・イライラ・集中力低下などです。
どうしても小麦製品は麻薬と同じように繰り返し欲しくなってしまうことが多く、腸粘膜に負担がかかり、症状も慢性化していきます。
グルテンに含まれるプロリンというアミノ酸は元々体内にある消化酵素(DPP-4)では分解されにくいため、活性をもったまま、小腸に入ってしまいます。これが厄介なのです。
だからより早い段階の胃で細かく分解できれば腸に負担をかけずに済みます。
DPP-4は、グルテンのペプチド結合を少しずつ端から切っていくため、どうしても消化に時間がかかり、完全にグルテンを分解することができないといわれています。
未消化のまま腸に入ってしまうわけです。
そこで、ペプチド結合の強い真ん中から切っていき、不活化してくれる酵素の登場です!
「AN-PEP」といいます。AN-PEPは強酸の胃内でもよく働いてくれるため、早い段階で細かなアミノ酸まで分解し、腸粘膜に負担をかけません。まさにAN-PEPはグルテン感受性の高い方々には救世主のような存在となるでしょう。
IgG検査結果によりグルテンを避けなければいけない方や、元々厳格なグルテンフリーをしている方には是非取り入れていただきたいAN-PEP消化酵素をご案内します。
「スペクトラザイム グルテンダイジェスト」です。前回ご紹介したスペクトラザイムのグルテン特化バージョンと思ってください。(とても便利な両方が入った個包装タイプもあります。)
使う目安は厳格なグルテンフリーを行なっている人でも1日200〜300mgのグルテンを取っていると考え、この場合は1粒/回。
ゆるくグルテンフリーを行なっている人は1〜2gなので3粒/回。
例えば、パン半切れが1粒
パスタ1人前が15粒くらいになります。
消化管の整っている人など、ほとんどいないと思ってよいでしょう。
誰もがこれら消化酵素剤が必要だと思ってください。
上手に利用すれば日々の食事がより楽しめるようになります。
特に胃腸の弱い方やアトピー性皮膚炎・じんましんの出やすい方はお守りに持ち歩くとよいですよ。
くれぐれも“パンを食べたいから使う”という考えで利用しないようにしてくださいね。
副院長 高橋真弓
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