中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

ONPブログ
2020.09.03

今時の歯科医師は、歯の治療だけでなく、体全体を整えるべく無駄な投薬の危険性や、栄養について話す方が増えています。
口の中の管理をすることは、全身への影響のリスクマネジメントをすることなので、当然といえば当然です。

 
例えば、睡眠中の食いしばりや歯ぎしりを繰り返す方は、歯がどんどん削れてきてしまいます。
何故この人は口の中に力を入れすぎるのか…と考えていくと、糖の取りすぎにより寝ている間に低血糖になることで、アドレナリン分泌が上昇し、グッと歯に力を入れてしまうなら、「夕食時の糖質を控えましょう」や、「眠る前の甘い飲みものは飲まないように」、という指導になるでしょう。
歯ぎしりもまた、交感神経の緊張があるためにおこると考えると、ストレスマネジメントの仕方を教えたりします。軽い運動を取り入れることで、血糖コントロールや神経安定効果もあるため、お話しすることもあるでしょう。

 
根管治療が必要になっているくらい長い間、詰め物を放っておくと、炎症がくすぶっていることもあるので、これが神経を伝って歯から全身へまわっていく。すると高血圧やアレルギー、リウマチ、糖尿病、ガンですら元をたどると口の中の炎症が原因だったということも大げさではなくあります。
それをわかっているからこそ、適切な治療やアドバイスを歯科医からもらうこともあるでしょう。

しかし、しかしです。ついこの間60才男性が採血結果説明でいらしたところ、栄養解析での話がとても参考になり面白かったらしく、指導内容に興味を示し、実はね…と話してくれました。
その方は10年前に心筋梗塞を患い、総合病院で見てもらっています。もう5〜6年前から症状は落ち着いているため、数ヶ月ごとのフォローだけで薬をもらいに行っています。
ある時、かかりつけの歯科医から、運動と食事の大切さを教わり、その通りに励み体重も6kg減量し、和食中心の食生活と規則正しい睡眠に整え、体調がより良く血圧も安定したため、総合病院のドクターにコレステロールを下げる薬と高血圧の薬を減らすか止めたいと言ったところ、なんと怒鳴られさんざんな思いをしたそうです。(当院の検査でも、このかたの総コレステロール値は110を切っており、HDLも30台でした。血圧も110〜120/60程で、低め安定です)

何を怒られたかというと、「何故歯科医の言うことなど聞くんだ!口の中だけ診てればいいんだ!」という一点張りだったそうです。
え!!と耳を疑うような言葉です。別に歯科の先生は運動と食育を促しただけなのに…20分以上も怒られ続けたら、最後には怒りというよりか「この先生、人としてかわいそうだな…」と思い帰ってきたそうです。
しかも薬はしっかり処方され、1万円近く払ったんだよ…とも教えてくれました。(はぁ…こうして医療費は上がっていくのですね)

何故先生は、食習慣や生活習慣を改善したこの方を褒め、よりやる気を促さなかったのでしょうか。
怒ることがお互いにストレス(活性酸素)を作り、自律神経が乱れ、余計に具合を悪くしてしまうと思うのですが…。
病は気からです。病気をつくるのがドクターであってはならないのに…とこういうことを耳にする度に思います。

 
私が良く皆さんにお話しするのは、薬で体を管理するのではなく、まず何で血圧が上がっているのか(心臓のポンプが頑張らなければいけない状況とは?)、何で血糖のコントロールが上手くいかないのか、何でコレステロールが上がるのか、その背景を考えてみましょうということです。
院長もよく口にしますが、「病院に来なくてもいい身体づくりをするためにどうするべきかを伝え、悪循環になっていることを正し、その方の意識を変えていくことが医者である自分の役目だ」と。(だから診療中の話はつい長くなってしまいます…)
もちろん、不調がでていたら適切な治療をするのが前提です。
皆さんも自分の体は自分が守るという考えをお持ちくださいね。

 
話を歯科に戻しますが、もうひとつやっかいなのが、口の中の金属です。
パラジウム合金やアマルガムはその昔、虫歯治療に良く詰められていました。(アマルガムのリスクについては以前のブログで書いています)
この金属は電磁波をアンテナのようにキャッチし、腐食していきます。それがアレルギーを引き起こしたり、頭痛やだるさの原因になったりします。
今後5Gが導入されることから、不調を懸念して皆さん金属フリーにする方が増えているそうです。大人の方々、口の中もないがしろにしないように鏡でのぞいてみましょう。金属が入っていたら切り替えの時期です。歯科医にご相談ください。その他にも噛み合わせや歯ぐきの腫れ、口臭なども一緒に診てもらってくださいね。
口腔内を正すことは、全身を正すことに大いにつながりますから。

 

~腸内洗浄部屋の紹介~

肌に直接触れるタオルは、全てオーガニックコットンガーゼを使っています。
私はガーゼが大好きです。皆さんに使うものも 勿論こだわりました。
お顔に直接触れる一番デリケートなタオルは、Une place製のベビー用おくるみタオル。
お腹に直接触れるタオルは、UCHINO製のワッフルガーゼ。
そして、脚にかけていくタオルは、KONOITO製タオル。
洗えば洗うほどふっくらモフモフになり、幸せに包まれるガーゼ。
腸内洗浄中は、ガーゼの魔法で、どなたも赤ちゃんに戻れますように。何もなかった頃の純な赤ちゃんに…。

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副院長 高橋真弓

たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師

 

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