たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
小学校の同級生から「ホットフラッシュに良いサプリない!?」との問い合わせがありました。
久しぶりのLINEがこの内容で「あぁ私たちもそんなお年頃になったのねぇ」としみじみ思った次第です。
ミニバスケットボールチームでお互い走りまくっていたあの頃は、ホットフラッシュなんて考えもしなかったけれど…(いや、知らなかっただけか)。
昔の母親たちはこの更年期をどのように対策していたのでしょう。
閉経するとエストロゲンがジェットコースターのように下がり、ほぼ出なくなります。ドーンと一気にです!
最近では閉経してなくても40代前半から同じような症状が出る人が増えてきましたが、今の世の中、何が起こってもおかしくありませんので、何の不思議もありません。
ジャンキーなものを食べ、石油系ナプキンやタンポンを使い、糖まみれのおやつに毎日幸せを感じ、電磁波まみれでストレスだらけの疲れた日々…
これでは生理不順にもなるし、月経困難症に苦しみピルを飲み、挙句に若くして生理がこなくなることも。
当たり前の人間のシステムも壊してしまう現代の生活をやはり見直すべきです。
将来苦労しないように、娘さんがいるご家庭は今から気を配ってあげてくださいね。
さて、本題に戻りますが、ホットフラッシュといってもタイプはそれぞれです。
・下半身は冷えるけれども上半身だけが熱を持ち、汗をかいてしまう方
・体の芯の部分は冷えるのに表面だけ熱を持ち、本当は温めなければいけない方
・自律神経が乱れ、体温調節が上手にいかない方
・ベースに貧血がある人はそこも治していかなければいけません。もちろん、甲状腺機能も調べ、そちらが原因になっている場合もありますので注意していきます。
当院ではタイプ別に漢方を選択していますが、合うものが見つかるまで変更し、評価していき体調が整うように丁寧に診ていきます。
その方の不定愁訴や生活習慣などを聞いていくと、意外な種類の漢方で効果を発揮することがあります。
漢方もツムラだけではなく、オースギやクラシエ、ジュンコウ、ウチダ等、色々なメーカーがあり、同じ漢方名でも入っている生薬が違うため、効果もそれぞれです。
やたらに市販のものを使っても効果が出ないことがありますので、やはり診察にいらしていただくほうが確実です。
また、プラセンタ注射も更年期障害に効果が出ている方が多いです。保険が効きます。
当院でははじめに週2回くらい、症状の緩和によっては週1回で体調をキープできている方が多いです。
さらに肌もきれいになっていくので、お困りの方は是非、近医にご相談してみるとよいでしょう。婦人科や美容外科などで取り扱いしています。
サプリメントではイソフラボンや鉄をご紹介することが多いです。
ホットフラッシュがはじまってまだ月日が浅い場合は、改善が早いこともあります。
同時に膣の乾燥感や気分の落ち込み、イライラや肩コリ・動機・骨粗しょう症ケアにも良いでしょう。
エストロゲン欠乏による諸症状は多彩で、女性の身体はいつも大きなストレスにさらされています。
この時期は、子どものひとり立ち・親の介護・仕事の立場上の問題など生活環境の変化や社会的ストレスも加わり、より身体も心も大変な日々。
でも、ほとんどの女性は「気力」でなんとかもたせています。これがつらい…。
身体を守ってくれるエストロゲンが完全に変化する前から、代用となるイソフラボンをしっかり補充しておくと、症状もかなり緩やかになりますのでやはり若いうちからの予防が必要です。
更年期のホルモンの変化をみていきましょう。
閉経近くになると、卵巣機能は低下していきます。
それを脳の視床下部では「ホルモンが不足している!」と判断し、性腺刺激ホルモンをたくさん出すようにします。
すると卵巣はもうちょっと頑張ってみる(この間は月経不安定状態)。
でも次第に無理も効かず頑張れなくなり、いよいよホルモン分泌ができなくなります(これが閉経)。
もうこうなると体の中はパニック状態。これがあらゆる症状を引き起こすのです。
当たり前のように過ごしている日々ですが、女性の身体ってすごいですよね。
あらゆるライフステージにおいて、全てのホルモンの変化に対応しています。
初潮を迎え(思春期)、妊娠・出産・授乳(性成熟期)、そして閉経(更年期から老年期へ)
総合的にみていくと、もちろんホルモンのバランスを整えることはとても大切ですが、それだけでは片付かないのが更年期症状です。
隠れ貧血がないか、ストレスにより甘いもの依存になり低血糖症状を引き起こしてないか等も見極め、しっかりアプローチしていくことが必要です。
採血のデータではホルモン数値ばかりを見ていくのではなく、その背景に何があるのか総合的に判断してくれるクリニックで診てもらうようにしてください。
女性の皆さん
毎日よく頑張っています。えらいです。ぜひ、自分の体をいたわり癒してあげてくださいね。
自分の腕をさすり、髪をなで、頬に触れ、やさしく声かけを。
きっと、身体が喜びますよ
クリニックにはこんな大きな蜂さんも遊びに来ています。
副院長 高橋真弓
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形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
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小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
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