たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
院長、重版おめでとうございます。
読者の方からお手紙をいただいたり、患者さんとしてご来院していただいたりする機会も増え、「とてもわかりやすく、繰り返し見ています。」というお声をよく聞き、一緒に監修した身としてとてもうれしく思います。
皆さんありがとうございます。
へバーデン結節の患者さんは、まず私のカウンセリングルームに入ることからはじまります。そこでは生の声を多く聞くことができますので、少しご紹介しますね。
例えば、初診時には他の整形外科に行ったところ「年だからしょうがないよ」「ほおっておけばそのうち固まるから痛みもとれてくるよ」とドクターから言われ、何年もそのままにしていたらこんなに指が曲がってしまいました…と半泣きで来られたり、痛み止めや骨粗しょう症をくいとめる注射をやり続け、かえって骨がもろくなっているデータになっていたり、市販サプリを自己流で飲んでも一向に変形が止まらなかったり、「指を使いすぎるとよくない」と思い込み、大好きなパッチワークやピアノをやめてしまったりと皆さん様々なお悩みをかかえていらっしゃいます。この事実に直面すると切ないです。
自分もヘバーデン結節であるけれど、しっかりコントロールしていますので「大丈夫ですよ。痛みも和らぐし、変形もこれ以上進まないようにしていきましょう。」と自信を持ってお伝えすることができます。
まず本をしっかり読み込み、食事の改善やマインドコントロールを心がけていただきます。長年積み重ねてきた食事やおやつを改善していくことは並大抵のことではないらしく、途中で挫折してしまう方もいらっしゃいますが、それも自分が決定している意志だと受け止める余裕も時に必要です。
やはり痛み(=炎症)は粗悪な油脂(市販ドレッシングや揚げもの・トランス脂肪酸など)の摂りすぎや、加工品・ジャンクフード菓子等を食べた時に発症する…これに気付いてもらうことを目的に、まず1ヶ月間は徹底して引き算の食管理をしていき、神経をクリアにします。人と比べて食べていなくても、結果症状がでているということは少しの量でも体内では過剰に反応しているということです。
慢性的に食べ続けているものは鈍感になりやすく、「いやこれが原因じゃないでしょ」等と皆さん思い込み、自分に甘くなるのが常です。ですから自分で気付いて、徹底して管理しない限り、病気というものはついてまわります。厳しい言い方をすれば自業自得ということでしょうか。「それでもいいや」と思う大らかさは時にあってもいいのですが、お悩みであるならば「今は治療のひとつとして、私どもの言う事を守ってください。」と言うようにしています。
血液データを見れば、一目瞭然で体内の炎症データや油脂の比率、骨粗の程度や必要ビタミン・ミネラルの値がみえてきます。数値で示すと患者さんも納得しやすく、その後のアプローチの励みになるようです。やはり約束を守ってくださり、必要な栄養素が満たされてくると痛みはほぼ感じなくなるため、包丁が握れるようになったり、ふきんが絞れるようになったり、趣味に興じたりと QOLが明らかに向上するため、皆さん喜ばれます。これはご自身が頑張っている結果なのです。
中には変形した骨を真っ直ぐにしたいという方もおられます。その場合も形成外科医である院長にご相談くださいね。
指にも経絡があり、へバーデンの始まる指も関係しているのでは、と思うことがあります。私は示指(お母さん指)からはじまりました。この指は胃が関係します。そういえば暴飲暴食をしていた時があったなあ。消化管に負担をかけるような、よく噛まない早食いも自覚しています。…あぁ、納得です。
ちなみに小指は性や呼吸器、環指(お姉さん指)は神経・精神、中指は循環器、親指は脳が関係していると言われています。どの臓器が病んでいるかで当てはまる指をやさしくマッサージし、いたわってあげる作業も良いと思いますよ。私も「ごめんね胃ちゃん。いつも疲れているよね」といいながら薬指をさすったりしています。その思いって実はとても大切で、指にも胃にもちゃんと伝わっていますよ。自分をいたわってあげてくださいね。
体の声を聞くという作業はいつでも必要です。
へバーデン結節もブシャール結節も何か訴えたいから症状がでている訳で、それを無視していると後々ひどいことになります。癌も然り。
その声を聞かずに無理にたたいたとしても、必ず別の場所にまたでてきます。体に不調があるということは「早く気付いて!」といっているのです。だから薬でその場を対処していくだけってどうなのかな…といつもいつも思っています。
ますます保険診療から遠のいていくたかはしクリニックでした。
副院長 高橋真弓
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形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
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オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
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小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
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