たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
我が家の近くには肉屋さんが4ヶ所あります。それぞれに特徴があるのですが、生肉を購入する時には「トヨツヤ」さんに行きます。冷凍しない肉は臭み・汚れがなく、うま味も逃げていないため、本当においしいです。処理もきれいなので、そのまますぐ使うことができます。スーパーで買うものよりも、脂の質が違うことがすぐわかり、脂も甘く、食後にもたれたりしません。あと、店の前を通ると焼き鳥を焼くいい香りが食欲をそそります。大人気の焼き鳥は1本100円なのに焼き加減もジューシーで大ぶり!出張時の東京駅構内で買う小さくてパサパサした1本200円のものとは大違いで大満足です。我が家のおやつによく登場します。
お肉の効能は多彩とはいえ、お肉ばかりというわけにもいきません。卵や魚もバリエーションを組みながら、毎日タンパク質を食べるようにしたいですね。
東京には、アスリートだけでなくOLさんも利用する「筋肉食堂」があるくらい、今やプロテインブームがきています!「質の良い筋肉作りのために」「美しくダイエットするために」とプロテインを摂る目的は人それぞれですが、今回はクリニックでどのようにプロテインをすすめているのかをご紹介していきます。
何をするにも体が資本です。その体をつくっているのは主にタンパク質!
皆さん、毎食タンパク質は意識して取り入れていますか?
ステーキや焼肉に抵抗がある方は、鰹節入り卵焼きやしらす入り納豆、サラダにツナ缶やゆで鶏を加える等、工夫しながら今の食事にプラスしてみると良いでしょう。まずは食事に一手間加えてみてください。生化学的に考えていくと、タンパク質は思っている以上に必要ですよ。
タンパク質は体内のあらゆるところで使われる(骨や筋肉、皮膚や髪・爪、ホルモンや血管も作る)ため、身体にとって必要不可欠な栄養素。でも野菜中心食であったり炭水化物好きの方たちは十分なタンパク質を摂取できていないのが現状です。タンパク質不足ではコラーゲン合成ができず、若々しいハリのある肌づくりやきれいな髪はつくれません。弾力もなくなるため、重力に負けバストもヒップもたるんできます。これでは美アプローチ的にもマイナスに…。
肉や魚が苦手なら上手にプロテインを利用し、毎日飲む習慣をつけるとよいでしょう。その上で、筋トレやエステでのケアをしてください。土台があったうえで、外側からアプローチした方がより効果は出やすくなります。さらにプロテインは満足感を得ることができるので、食事量も少なくて済み、体重コントロールにもメリットがあります。いつの間にかボディケアもできるようになりますよ。
医療用のプロテインは乳や大豆を使わず低アレルゲンのエンドウ豆を原料としています。市販のものとは違い、質の悪い脂や糖は使用していません。もちろん、人工甘味料(アスパルテーム・スクラロース等)も入っていませんので、腸にも安心して摂ることができます。
主原料はエンドウ豆なのにあたかもステーキを食べたのと同じくらいアミノ酸やビタミンB6を補給することができ、とても効率がよく、消化酵素も入っているため消化力が低下している方も、お腹のハリがでません。クリニックでは野菜中心になりがちな年配の方々に摂っていただくように、お声をかけることが多いです。すると皆さん元気になってくるのが自覚できるようで、長く継続なさっています。
プロテインの飲み方は、私は無糖ココアや粉茶・きな粉ブレンド品等と豆乳でシェイクして飲んでいます。日によって味付けを変えて楽しんでいますが、溶くのが面倒な方は何かに振りかけてみたらどうでしょう。年配の方はこのふりかけ法が簡単で良いらしく、ごはんやおかず・ヨーグルト等にふりかけて食べていただきます。毎食事にティースプーン1杯からなので、手軽に継続できるようです。大袋は使いにくいので、使い終わった瓶などに小分けしておくと使いやすいですよ。はじめから大さじ山盛りは精神的にキツく挫折してしまう確率が高いので、小さめのティースプーンからでOKです。慣れてきたらスプーンを大きくしていくと、より良いでしょう。ステビアが入っているので、比較的甘く、さらさらしているので、ダマになりません。ためしにみそ汁に加えてみましたが、信州味噌にはちょっと合いませんでした。名古屋の豆味噌では個性的なためかプロテイン入りとはわかりにくかったです。料理に使うならぐつぐつ加熱しないで、出来上がったカレーやポタージュスープの仕上げに加えたり、粉もの料理の足しにしたらどうでしょう。その場合はグルテンフリーがおすすめなので、アーモンドプードルやそば粉・米粉等を利用します。ここにココナッツファインやナッツ・ゴマ、オイルはバターやオリーブ油・ココナッツ油を利用し、水分は豆乳等を加えて簡単なパンケーキを我が家ではよく作ります。プロテイン入りおやつの出来上がりです。
タンパク質は毎日、常に消費され続けています。よく入院された方がやせ細っていくのは、カロリー重視の野菜・炭水化物中心食になるからです。結局体内では食べようと食べないともタンパク質は利用されるわけで、骨や筋肉を削っていきまかなおうとします。特に癌療養中・運動している・妊娠や授乳中の方々は通常以上に必要です。
通常の方は目安として体重1kgあたり1〜1.5gのタンパク質を補うようにしましょう。50kgの方なら50g~75gです。加熱による変化も考えると、50gはステーキ600gに相当します!3食に分けたとしても、食の細い方には無理にも程があります…。
こんな時こそプロテインの利用を考えてください。まだまだ勘違いされている方もいらっしゃいますが、プロテインを飲んだからって太らないし、マッチョにもなりません。どうぞ安心してお摂りくださいね。そうそう、プロテインを飲む時には、好きなオイル(MCTオイル・太白ごま油・質の良いオリーブ油など)を少し加えるとエネルギー源となり、よりパワーアップできますよ。適量のオイルは便通を良くしたり、腹持ちも良いため、余計に食べすぎずに済みます。上手に取り入れてみてください。
クリニックはクリスマスの飾り付けになりました。
どうぞ、来院した際にはお楽しみください。
副院長 高橋真弓
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形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
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オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
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小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
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