たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
信州ではブドウの季節を迎えています。9月中旬辺りから各地でブドウ祭りが行われますが、毎年その種類の多さに圧倒されます。有名なシャインマスカットをはじめ、ナガノパープル・ピオーネ・巨峰・ロザリオビアンコ等々…。
この数年で一気に人気となったシャインマスカットは、都会のスーパーで6000〜7000円くらいしますが、ここ信州中野では贈答用の大きな立派なものでも3000円しません。家庭用なら1000円程(地元は安くてうれし〜)。
粒が大きく皮ごと食べられ甘くてジューシー。ついつい手が伸びてしまいますが、やはりおブドウは糖度が高い!大事に大事に味わっていただくようにしましょう。
園主のこだわりで、減農薬・有機肥料で育てている方も多勢いらっしゃいます。もちろん除草剤も使用しません。
より安心安全なものを届けてくださる努力に感謝です。
今回は、農産物の多い長野県だからこそ考えていかなければいけないテーマ「農薬・殺虫剤」についてです。
「グリホサート」「ネオニコチノイド」という名前は知っていますか?
農薬・除草剤・駆除剤・ペットのノミ取りに使われている発がん性のある薬品です。
発がん性以外にも発達障害や腸内細菌異常が起こる可能性も指摘されています。100円ショップやホームセンターで気軽に買うことができ、皆さんは日常多くの場面で使っていることに気付いていることでしょう。庭や駐車場の除草剤・風呂掃除の洗剤・ガーデニングの殺虫剤・台所のコバエ駆除・畑や田での農薬等々。
日本は欧米に比べ規制がゆるいため、皆が使っているから大丈夫、普通に売っているしダメなら国で対応するでしょくらいの考えでシュッシュッとスプレーしまくっています。この夏場は特に利用が多かったことでしょう。
アメリカでは除草剤が原因でガンになった等の訴訟もとても増え、実際に20億ドル・3億ドル等の支払いを評決されています。オーストリアでは全面禁止の法案も可決され、ドイツやイタリアでは個人使用禁止となっているように、諸外国では規制が広がっています。でも日本はいまだ健康影響はないとしているのが現状です。
子どもたちの環境を考える会の方たちが、様々な活動をされていて、ようやくダイソーではグリホサートの販売を在庫限りで終了し、お酢の除草剤に切り替えていくことになったようです。最近では給食のパンにグリホサートの残留が検出されています。
「少しだから大丈夫」ではなく、その積み重ねが子どもたちの体を少しずつ蝕んでいき、成人になった時、いや、なる前にホルモンや精神を傷めていく。この現実を知っていただき、まずは家庭での殺虫剤・除草剤を見直してみてください。やはり大量生産の食品・農作物は手入れすることもあり、農薬利用がたくさんあると考えること。
将来ある子どもたちの脳や体を守るのは大人の努めです。
追求するとキリはないのですが、それでも口に入れるものは安心・安全なものを!
隣町の小布施町では、「ママ、これ食べても大丈夫?」というテーマで9月16日に町役場3Fで講演会が行われます。元農林水産大臣の山田正彦先生の講演「世界と逆行する食の安全」もあり、有意義な勉強会となりそうです。実は同日にクリニック内で院長と山田先生の対談もあり、医療現場からの考えも盛り込んでいきます。また、9月11日の野村証券セミナーでも、同じ内容についてお話しいたしますので、興味のある方は是非いらっしゃってください。このセミナーは、毎回テーマが異なり、医療を多面的にみながら一般的でない内容を話しますので、とてもおもしろいと好評です。
では、食べてしまったものをどうやって出していくか。
やはり、規則正しい毎日の排便・排尿・発汗にて毒を出します。
便秘気味・あまり汗をかかない・運動不足で巡りが悪い方は、解毒がスムーズに行えず、具合が悪くなりやすいです。また、肝臓・腎臓を大事にしないと処理が滞ります。脂肪肝があり肥満・アルコール好き・多剤内服の方はその生活習慣を正す必要もあるでしょう。
水溶性珪素水もデトックス効果が期待できるので使ってみてください。
飲み水・お茶・みそ汁等々に1プッシュずつ加え、日々欠かさず飲むようにします。我が家では製氷器の水タンクに混ぜたり、冷茶ポットに入れたり、玄米を炊く時に混ぜたり、空気清浄機の水タンクにも入れています。生で食べる野菜や果物も希釈水で洗うと農薬や防腐剤もとってくれる等、使い方は様々です。
いちいち面倒だと思いますが、そのいちいちの積み重ねが体を守る術となります。時にグルタチオンやデトックスサプリも利用し、体をクリーンにしていくとより良いです。デトックスサプリメントはクイックシルバーのDr.Shadeのものを使っていきます。
「ネオニコチノイド」についてよく研究し、その危険性について声を大きく発信していらっしゃる50代女性の方は、このグルタチオンがお気に入りで、散布された農薬や除草剤を吸い込み具合が悪くなるとすぐ飲用するそうです。周りの子どもたちも同症状がでると口の中に入れてあげています。舌下吸収のため速効性があり子どもたちもすぐ具合が良くなるとおっしゃっていました。この方は定期的にグルタチオン点滴にもいらっしゃり、常に抗酸化とデトックスに努めています。
食品も雑貨も薬品も誰でも何でも手に入れることができる世の中です。
上手に選ぶ眼を身につけていきましょう。
今回は朝日新聞のbe report「家庭に広がる除草剤・殺虫剤」を参考にしました。
副院長 高橋真弓
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・