たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
実りの多い信州では今はブルーベリーの季節です。
両手の平いっぱいのブルーベリーを購入しても300円程!
大きいのも、小さいのも、酸っぱいのも、甘いのも、種類はたくさんあります。
ブルーベリーは単一だけ植えても自家受粉しにくく、系統は同じでも違う品種をいっしょに育てると実付きがとても良くなるそうです。
ブルーベリー狩りでは色々な種類があり、親指の爪くらいある大粒を見つけた時の感動は今も忘れられません。
栄養療法を学びはじめてから積極的にフルーツを食べることはなくなりましたが、やはり旬のものはピカピカしてとても美味しいです。食後のデザートとしては、ありがたくいただいております。
何が良くて何が悪いか。知れば知るほど食に対しての追求はきりがありません。
なんでも「過ぎること」は良くありませんので、「〜が体に良いと聞いたから毎日食べています」ということがないよう、旬のものをバランスよく食べる工夫をいつでも心がけたいものです。
いつの時代でも同じだと思いますが、若者たちの食への関心の低さはどうしようもないのでしょうか。ファーストフードがあまりにも多すぎて、安く気軽に手に入る世の中で、健康な体づくりなどできるはずもなく…。そして健康を害し、年を取り、薬漬けの人がまた増えていくのでしょう。今回は改善例を少し紹介し、栄養療法に対する今の思いを書いてみます。
手荒れで通われていた50代女性。他院でステロイド軟こうのみ出され続けても治らず、繰り返していました。
消化機能が弱く、食事量も少なめ、便秘もすっきりしません。
ストレス性からか夜も眠れず15年もデパスを手離せないでいました。初めは眉間にシワを寄せて「何言ってんの」と言わんばかりに採血結果や栄養指導を聞いていたのを思い出します。
一年が経ち本日、3回目の採血結果説明だったのですが、表情がとても穏やかになっていたのが印象的でした。
データもほとんどそろってきており、コメントすることがありません。食事もできる限り高タンパク食を頑張っていたそうです。この方はFe9ヘム&ビオサプリを1日1粒、他は保険薬のビタミンCやA・グルタミンを利用し、便通コントロールは漢方で調節していきました。
フェリチン値も17→50まで上がり(元々HbやMCVは悪くありません)、血流も良くなり、コラーゲン合成もしっかりできるようになったのでしょう、肌はすっかりきれいになりました。
デパスもやめることができ、夜もしっかり眠れています。
どんどん手荒れが治り、体調もよくなっていくお母さんを見て娘さんも気になり、自分のアトピーも何とかしたいと思っていたようです。
お住いが東京でしたので、当院ではなく同じ栄養療法をやっているクリニックに行ってくださりました。そちらでも採血後、必要な栄養素をサプリで補充し、すっかり肌質が良くなりとても良かったとお母さんから聞いています。今は食事にも気をつけ、手づくりを心がけているそうです。
20歳代の未来ある方がこのように自分の体に興味をもち、栄養療法に取り組んでくださることは、とてもうれしいことです。将来の旦那さまやお子さんへの影響は多大な功績となるでしょう。
成人のお祝いで全員が採血をし、栄養不足の状態を認識させ、食事指導、必要時はサプリメントの補助をする等、国が責任をもってみてくれる、そんな制度ができたらなぁ…といつも思います。(市・職場・学校の検診では基準値にはいっていれば何も見つからないことが多く、ほぼ内科に流れていらぬ薬がはじまってしまうパターンになりがちです。)若い頃からの体づくりができれば、どれほど医療費削減につながるか、引きこもりやうつ病をなくせるか、健康な子どもの出生率が上がるか、納税者が増えるか等々、国としてのメリットは大きいのに。
予防医学に乏しい日本では、その取り組みはまだまだ難しそうです。
ある内科の先生が患者さんにこう言ったそうです。
「ボクもあんたに薬を出さなきゃ食べていけないからね。だから飲んでよ。」
えっ??確かにクリニックも自営業なのでそういうことでしょうか…。
必要のないレントゲンや採血を毎月やっている先生もいます。しかも「大丈夫ですね」の一言で結果説明を済ませている。栄養療法を勉強している私たちの説明はかなり詳しく行い、生活・食指導も時間をかけて行うため、他院にも通っている方はいつも驚かれます。「こんなに詳しく話してもらったことは今までで一度もない。聞けて良かったよ。」と。
検査も薬も「本当に必要な時のみに!」していただきたいものです。
医療用サプリメントも保険対応になれば、どれほど多くの方に提供できることでしょう。ごく限られた方にしかできない栄養療法。
溝口徹先生のおかげで全国に広まりつつあるので、数年前よりは患者さんの受け入れが良くなりました。お伝えできる知識や資料は惜しまず皆さんに提供していきますので、何かにお困りの方はなんでもご相談ください。
副院長 高橋真弓
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形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
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