たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
梅雨はアジサイの花がよく似合います。
クリニックには「アナベル」という白いアジサイが植えられており、この時期の楽しみのひとつになっています。
咲き始めはライムグリーン、満開の頃にはこんもりとまあるく白い花姿になり、咲き進んでいくとまた緑色に変化し、そして茶色へ。まるで女性の人生を表しているかのようです。どの時期もかわいらしくて、美しい。性質は強健で、バッサリ剪定した後も冬越しし、また初夏にはちゃんと花を咲かせてくれます。
そう、女性は強くて美しいのです。
さて、今回は私の失敗談です。
先日、長野でとても有名なパティシエのつくるケーキと洋菓子をいただきました。王道のフランス菓子なので砂糖たっぷりのリッチな菓子です。いつもは砂糖を摂ると具合が悪くなるのがわかっているので食べません。食べませんけど、フィナンシェとチョコケーキを食べてしまいました。しかも空腹で…。
食べた直後は「あーやっちゃった…」と思うくらいで済んだのですが、その後ひどいことに。
<<この間は血糖値が急上昇しています>>
まぁ1時間程は仕事をこなせたのですが、徐々に集中力が欠け、頭がまっ白に。あれあれ?そして、全身のだるさがひどくなってきたと思ったら、意識を失ってしまったかのように完全に寝落ちしてしまいました。
<<この間はインスリンの過剰分泌により血糖値の急降下が起こっています>>
20分程眠ってしまっていたようです。起きてからも体は復活せず、すごくだるいまま。休みの日だったので、いつもは片付けたい仕事をぱっぱと終わらせるのですが、やる気が全く起きず、やめてしまいました。その後も家に帰る運転も荒っぽくなり、前の車にイライラしたり、家事もやる事が多いとムカムカしたり、しばらく穏やかになれませんでした(完全な低血糖症状です!脳は緊急事態でアドレナリンが出まくっています)。
いつも甘いものを食べつけ、慢性化している人たちはここまでひどくならないと思いますが、実は体内では異常事態がいつでも起きているということを自覚しましょう。
急激な低血糖をいつも繰り返していると、精神的にもおかしくなるだろうなぁ…と今日改めて実感しました。血糖の乱高下は、イライラやうつ症状、肩こりや激しい頭痛まで起こします。こんな状態が続き、おかしいと思って心療内科に行けば、簡単に薬がはじまってしまう方もきっと多いのでしょうね。
本来なら甘いものを食べても何てことない体づくりをしていくのが良いのでしょうけど、どうも私はまだ甘いようです。どーんと食後高血糖になり、反応性の低血糖がきてしまう。これがわかっているからこそ、糖質制限は普段から心がけるようにしています。世の中でいうダイエット目的ではなく、頭のクリアさを保つ目的です。しかし、おフランス菓子は恐ろしいほど砂糖たっぷりであった。
こんな時には、先にファイバー1袋とNB-Xを4粒くらい飲んでおくとかなり違います。1袋にバケツ1杯分の食物繊維が入っているファイバーで、急激な血糖上昇を防ぎ、糖過剰によるビタミンB消費も補えるので、だるさや集中力低下も起こりません。
もう人体実験はこりごりです。
チョコケーキ投入から5時間経過してインスリン材料の亜鉛ビオ3粒と、解毒・抗酸化としてのグルタチオン4プッシュ、NB-X4粒を飲み、その後すぐ体も精神も正常にもどる事が出来ました。何ごともなかったように体はスッキリです。
普段食べものに気をつけていると、体がとても敏感になります。加工品や添加物の入っているものはまずくて食べられないし、養殖魚の変な脂も気持ち悪くなります。合成肉も然り…。
具合が悪くなる事がわかっているので、安全なものしか受けつけなくなります。とはいえ今の世の中、毒物だらけでキリがないですよね。それでもなるべくシンプルなものを選択していくつもりです。たまに「楽しみが減らない?」と言われますが、とんでもない。
皆さんも一時の快楽により、数年後の自分の体と精神をこわしていくことをよく考えて、口に入れるものを選ぶようにしてください。
「アナベル」のように強く美しい女性になりたい…です。
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