たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
ONPとして食事指導に携わることを長くやってきましたが、本当にそれで良いのかと思うことも、しばし出てくるようになりました。
その方の生活にフィットする食事内容をセッティングしていく作業はなかなか難しく、どうしても血液検査結果の数値から判断し、自覚症状と照らし合わせていくと、画一的な食事指導になりがちになります。
指導しても「わかりました」と、その場は返事をしてくれる方も多いのですが、ものの1ヶ月もしないうちに、元の食生活にもどってしまうことが多いのです。人は何十年も積み重ねてきた習慣は、そう簡単には変えられないと痛感します。
それでもしっかり守ってくれて、食べられないストレスから(たとえばグルテン・カゼインフリー)解放され、自分にとって必要な食べものを身につけてきた方は、体調がみるみる良くなっていきます。いらない薬をやめることができ、朝しっかり起きられるようになり、仕事や学校にも行かれるようになる。気分も良いから運動もやるようになり、食べても太らない体質に変わっていく。こういう方々を目の前で見ていると、栄養療法って人の生き方まで変えてしまう、素晴らしいものだと実感します。
でもよく考えていくと、それができる人・できない人がいるのは、その人にとって必要か不必要かと、自らの体が選択しているのだと思うようになってきました。
全体的にみていくと、加工品や添加物のたくさん入ったジャンクフードやカップ麺・菓子等は、やはり体内にとっては必要なものではないし、食べてほしくない食品です。
また、生鮮食品においても肉は人が食べるために狭い小屋で飼育され無理に太らせている。乳もたくさん出すため、ホルモン剤を加える。魚の養殖も然り…。
腐らないように保存料を加え、見映えよく着色する。これがスーパーでよく手にする食材です。
一見食べものはあふれ、豊かになっているように思えますが、病気も確実に増えています。なるべく自然に添い育っている肉や魚や作物をいただいていくようにしたいものです。
食べる行為は生きていくための目的のひとつで、癌や病気になっている方は、食べられなくなった時点からみるみる消耗していき、具合も悪くなっていきます。こんな時って肉が良いのか?魚が良いのか?菜食は良くないのか?米はどうなのか…?色々学ぶほどわからなくなっていきます。そこまで究極ではないにしろ、口から食べられる時は「食べたいものを食べる」で良いのでは、と思うわけです。
食事を笑って楽しめばなんでも健康食になると、どこかの先生がおっしゃっていました。肉がいいと言われて、食べたくもない肉を無理に食べてストレスをためることで、余計に消化吸収が悪くなっている場合もあります。栄養価の高い食べものは、今までの食事に少し加えてみる程度からはじめてみると、案外続くかもしれません。肉に限らず「~がよい」とテレビでやると、スーパーからその食材が消えてしまう程、一時的にストイックにやるのもどうかと…(今はサバ缶ですね)。
情報に流されて、他の人と同じ食べ方をする必要はありません。
自分の身の丈にあった、身体が欲しているものを食べていけば、身体が喜びます。
どんな食事でもくれぐれも人の悪口を言いながらや、文句をつけながら食べることはやめましょう。いつでも『 おいしい 』『 幸せ 』と感謝し、誰かと楽しい会話をしながら食べると、消化機能もアップし、何でも健康食になるはずですよ。
私は頭が冴え、身体も軽やかに動くなぁ…と思う食事は、何でも腹七分目に食べた時。
糖質は低血糖になるのが目に見えているので、それだけを口にすることはほとんどありません。それでも食べてしまった時は、異常な眠気・頭のモヤ感・頭痛・イライラが出現し、だいぶ後悔します。お腹いっぱいを繰り返すことも同症状が出がちです。やはり野菜・肉・魚を七分目に食べることが、一番パフォーマンスが上がるようです。
皆さんも自分にとって、バランスの良い食べもの・食べ方を見つけてみてください。
副院長 高橋真弓
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