たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
今まで当院で使っていたサプリメントは、メタジェニクス社のグリシン酸マグネシウム(Mg)です。吸収効率の高いタイプで主に副腎疲労の方、解毒の必要な方、線維筋痛症、ひどい便秘、高血圧の方に積極的に使っていただいていました。粒が大きく飲みにくかったことを除き、とても効果の得られたサプリメントのひとつだと思っています。
今回MSS社から【乳酸菌Mg】がでました。
粉になり味もステビアで甘味をつけてあるため、とても飲みやすく使いやすくなっています。「ビタミンB6 」「パントテン酸」も配合されているため効果を期待しているところです。
今の世の中、Mg欠乏の方ばかりなので、誰もが補給していただきたい栄養素のひとつではありますが、特にアルコールやカフェイン(コーヒー・紅茶・チョコレート)の多飲、炭水化物を大食の方、しょっぱいのもが好きな方、症状では…不眠症・偏頭痛・便秘下痢をくり返す過敏性胃腸炎・不安神経症・高血圧・心臓病・糖尿病・線維筋痛症・ぜんそく・副腎疲労症候群の方は高容量に必要です。
マイヤーズカクテル点滴(5,000円)といって直接血流に入れていく方法もあります。
Mg不足の初期症状である「足がつる」「目の下がピクつく」「疲れやすい」方は、まず硬水を買い毎日飲む、にがりをスーパーで購入して飲み物やみそ汁に毎日加える、エプソムソルト入浴剤(Mgの結晶)を利用する 等をためしてみてください。エプソムソルトは身体もよく温まるし、リラックスさせる効果もわかっています(ネットで購入できます)。緩下剤としての酸化Mgは依存性を生じるし、腸内の有益なバクテリアや電解質までも流し出してしまうので推奨できません。
Mgの多い食品は「海藻(昆布が特に多い)」「ナッツ類(アーモンド・カシューナッツ)」「そば」「豆腐」「アボカド」「玄米」等です。Mg摂取不足が2型糖尿病の発症リスクが高まるという報告もあります。糖質制限も上手に取り入れると同時に、ミネラル補充にも気を配っていきましょう。
また、体内でのエネルギー代謝を考えた場合、三大栄養素の「糖質」「タンパク質」「脂質」が分解され、エネルギーとして利用される過程で、〈どの段階でも〉Mgが利用されます。
【Mg不足 = エネルギー産生ができない = 疲れる】というわけです。
最もMgが欠乏するのは早朝と夕方です。どのタイミングで摂るのが良いかというと、起床時と就寝時がオススメです。3回に分ける場合は夕方にもとると良いです。朝や夕方にも元気がでる人もいます。痛みや緊張で睡眠がとりにくい人は、神経のリラックスを促すため安眠に導いてくれるでしょう。
Mgには色々な効果があるので、その人にとって最善なタイミングを判断できるといいですね。
副院長 高橋真弓
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・