たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
おじいちゃん、おばあちゃんの作った米・イモ・果物をおいしくいただき育っている長野の子どもたちへの食指導は難しい。
つい先日の新聞では、野球部の子どもたちが外部からの管理栄養士が考案した食指導で「部活終了後30分以内に、米を1人3合食べるのがよい」と載っているのには驚きました。もちろん筋修復には糖も必要ですが、こんなにも白米を食べなくてよいのに……。
また卒業後にも肥満にならないように、摂取カロリーを制御することを呼びかけているとのこと……。以前にも書きましたが、学校給食を含めどうしても炭水化物信仰はぬぐえないようです。
食べたもので脳も筋肉も骨も皮膚もホルモンまでつくられます。人間の体はおよそ「水分40%」「タンパク質20%」「脂質15%」「糖質1%」「ビタミン・ミネラル4%」でできていて、単純に考えてもこの比率を意識して食べればいいのです。でも国で推奨する比率は「タンパク質:脂質:炭水化物 = 20:20:60」で、給食もこのメニューとなっています。
「脳の栄養はブドウ糖だけ」これをいまだに信じている人はいませんか?
いやいや、脳ってケトン体(脂質)も栄養源にしています。脳の乾燥重量も「脂質:タンパク質 = 6:4」で脂質たっぷりです。炭水化物重視の食事をしていると、脳の栄養がまったく足りないではありませんか!繰り返しますが『 米 = 砂糖55g 』
3食しっかり炭水化物を食べ、おやつもジュース・菓子・パンでは低血糖の波がおしよせ集中力がなくなり、食後に眠くなりイライラや落ち着きもなくなり、肌もかゆくなるし風邪もひきやすく体力もなくなる……。こんな子供たちを多く見かけませんか。
糖質過多を繰り返していると、心も体も病んでしまいます。
そこに目をつけて、元 大手進学塾の講師 三島 学 先生が三島塾を開き、子どもたちに糖質制限食を推奨し、しまいには自分で調理し、1日中塾にいる子どもたちのランチ・夕食・おやつまで、おかずたっぷり糖質制限食にしたところ、どの子も集中力がアップし、成績がぐんぐん伸びていったそうです。前回紹介したムック本にも載っていますが、三島先生の著書はほかにもあり、
「糖質制限で頭がいい子になる 三島塾のすごい子育て」 三島 学 (著)
「糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ」 三島 学 (著)
はオススメです。不登校でお困りのお母さん・受験生のみなさん、なにより学校の先生・給食センター長・教育委員会の皆さんに読んでいただきたい。
江部康二 先生のいう「見渡せば糖質」から子供を守る方法を、是非身につけてください。まず自分が実践すると1ヶ月もしないうちに脳も体も楽になるのが体感できますよ。
忘れてはいけないのが、脂質とタンパク質はたっぷり食べること。必要なカロリーは魚・肉・卵から摂るように。
三島先生考案「バターのり」は私もよく食べます。ひと口大に切ったバターを凍らせ、食べたい時に焼のりで巻いて食べています。速攻エネルギーとなるため集中力も上がるし、腹もちもよく余計なものを食べずに済みます。どうぞお試しください。
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