たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
大人気だった姫野友美先生のランチョンセミナーは『年をとっても女性が美しく健康でいるために必要な栄養メソッド』というテーマでした。
いきなり「女性は見た目」というスライド。
やはり見た目か……とあきらめないでください。
先生は、美しさとは
1. 明るい感じ
2. 生き生きしている感じ
3. さわやかな感じ
4. 健康的な感じ
5. 目が輝いている
6. エネルギーがみなぎっている
…と。少し希望かみえてきました?
ポジティブエイジングに求めるものとして
1. 見た目が若い
2. 動作がキビキビしている(筋肉量・骨量・関節の動きがよい)
3. 胃腸が丈夫(快食・快便)
4. 免疫力がある
5. 腸がクリア
6. 生きがいを持っている
……そうか、関節の動きも美しい基準になるのですね。
顔の造形ではありません。上記のように美しくなるためには何が必要かというと、細胞が元気になることなのです。これはオーソモレキュラーの出番ということで、ひとつ ひとつ丁寧なスライドで説明してくださいました。
①良質なタンパク質と良質な脂質をとること
ω(オメガ)-3系については魚を食べる習慣をつけましょう。EPA・DHAは脳の神経細胞をふやし、脳の萎縮を抑えます。
姫野先生も強調されていたのは「コレステロールを悪者にしないでください。コレステロールは高い人ほど元気で長生きしますよ。逆に低い人はうつになりやすいですよ。」です。
他の先生方の発表でも、コレステロール重要性について触れていましたが、今となってはマスコミでも取りあげられるほど常識となってきました。
②糖化に気をつけること
糖化とはシミ、たるみだけではなく、筋肉痛や関節炎・骨粗しょう症・認知症の原因、また血管もつまりやすくなり、もちろん うつ にもなりやすくなります。
ほら「きれいになるためには、その甘いもの・炭水化物過剰を控えたほうがいいですよ」といっても、「大好きでやめられない」「やめるとストレスになっちゃう」と、なかなか聞きいれてくれない方も多くいますが、ほうら見事に「膝痛い」「顔がくすんでいる」「太っている」「いつも疲れ気味」になってしまうでしょ。『Let’s 抗糖化!』
③ビタミン・ミネラルは多すぎるくらいで丁度良い
主に「鉄」「ビタミンB群」「ビタミンD」について発表されていました。これはいつものブログを参照にしてください。
④腸美人は超美人!
腸が元気だと「太りにくい」「美肌になる」「精神的に安定」「アレルギー改善が期待できる」、さらに「毛穴が小さくなります」…とも。
⑤口腔内ケアをしましょう
こわいですよ。歯周病から脳梗塞も早産もメタボも糖尿病も起こりやすくなります。入口が汚れていたらすべてが台無しです。
① から⑤のことを少しずつ実践していきながら「細胞がきれい」を目指しましょう。
先生のスライドの1枚目は「女性の品格」からの一説でした。
何度も言うとおり
人間は外見で判断されています。
女性は美しければ
周囲から好感をもたれるだけでなく、
大事にされ、注目もされるので、
堂々として行動し、
品格も備わってくるのです。
いくら美人でも、いつも便秘気味でニキビづら、眉間にシワをよせている人より、そこそこでも肌はピカピカ、いつも笑顔の人は輝いていますよね、と。
品格のある姫野先生がおっしゃると説得力があります。
私も努力しなければ……。
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