たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
『花粉症は1週間で治る!』
は前回のオーソモレキュラー紹介本の少し前に発刊されました。
またまたベストセラーとなっており、皆さん花粉症対策に臨んでいるようです。
溝口クリニックでは、今の時期はビタミンDサプリメントの購入者が一気に増えるそうです。今年は本の販売もあったため工場での製造が追いつかなくなっています。
一般的な治療法は、鼻の粘膜をレーザーで焼いたり、舌下減感作療法をやったり、抗ヒスタミン剤やステロイド剤を点鼻・点眼・内服したりと花粉症に悩んでいる方はとても大変な思いをしています。
オーソモレキュラー療法の考え方は、粘膜を強くしていき花粉に反応しない体をつくっていくことです…まずは食事の見直しから。
免疫に深くかかわる腸粘膜のバリア機能を崩さないように乳製品(カゼイン)と小麦製品(グルテン)は控えていきます。時に糖質制限も必要です。
また、鼻や眼やのどの粘膜を質のよいものに変えていくための栄養素を賢く補っていくとよいでしょう。
注目は「ビタミンD!」そして、「ビタミンA」「鉄」「亜鉛」等です。至適量になったところで効果を発揮しますので、その頃には風邪もひきにくくなったり、肌質も良くなったり、知らずに体内では癌予防もできていたりします。
わかりやすく甘いものを食べすぎた時、アルコールを飲みすぎた時は次の日アレルギー症状が強くなるのを実感していると思います。
下を向かなくても水っぽい鼻水が垂れてきたり、過敏にクシャミを連発したり、耳の中や顔の肌がかゆくてしょうがなかったり…と、正常なバリア機能が一気に崩れている状態です。
溝口先生は鼻の中にココナッツ油を塗ることも紹介されていました。
いずれにせよ、体に負担のかからない方法で対応していきましょう。薬はピンポイントではなく、全身に効いてしまうことをお忘れなく。
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