たかはしクリニック院長高橋嗣明
形成外科の専門医。たかはしクリニック開設以来、形成外科の治療だけでなくオーソモレキュラー療法をはじめとする多様な治療を実践し、多くの慢性の難治疾患の治療にあたっています。北里大学医学部・北里大学大学院卒業、東京大学客員研究員・博士号取得。
今回の内容は「長距離運転しても疲れない」、「集中力も保てる」、「眠くなったことはない」という方は読まれなくて結構です。一度でも運転中に「冷やっと!した」方は読んでください。私自身が車の長距離運転はあまり好きではありません。しっかり寝ていても以前はよく「眠気や肩背部の嫌な疲労感」を感じることが多かったためです。そのたびに途中のパーキングで休んだり、歌を歌うなどしてごまかして“眠気”はある程度は改善できましたが、“肩背部のもどかしいムズムズ感”は消えず苦労していました。今回はこの対処方法を伝えたいと思います。
<眠気に襲われないために>
まず寝不足は別として“眠気”の原因の1つは車内で会話をせず単調な道を走る際に呼吸が浅くなることでの低酸素状態です。これは簡単です。窓を開けて歌を歌えばなんとかなります。何とかなりづらい“眠気”の多くに「低血糖症状」としての“眠気”があります。ここで炭水化物を摂取して対応すると急激な血糖値の上昇でインスリンが過剰分泌するため、しばらくしてから再び“強い眠気”に襲われます。このようになりやすい方は日ごろ「昼食後強い眠気に襲われる」、「夕方に疲労感が強い」方は要注意です。現代人の食生活は糖質過剰でありストレス下で生活しているため、多かれ少なかれ「副腎疲労」を抱えています。このような方は食後高血糖(検査では1.5AGが低い人:基準値上限でも良好ではありません)の状態なので、長距離運転の直前に「糖質を極力食べない」ことが大切です。もちろん満腹も厳禁です。これだけでもかなり“眠気”が出にくくなります。
<肩背部の疲労感が現われないために>
長距離の運転のように同じ姿勢でいることで肩背部の血行は著しく低下します。この時に症状が出るわけですが、車から降りて体操してもわずかしか改善しません。普段アルコールを飲まれる方は肝臓でのアルコールの処理にビタミンB群が消費されるため特に出現しやすいようです。つまり原因はこのビタミンB群の不足によるものが多いようです。運転前に質の良いサプリメントを多めに飲むとかなりの確率でこの症状が出ません。「運転中の集中力」もこのビタミンB群で改善しますので一石二鳥です。市販のものでも良いので記載された1日容量の2~3倍を運転前に1回で飲んでください。症状はとても出にくくなります。
※エナジードリンクのカフェイン+ビタミンBは眠気の対応になりますが、糖質(甘み)があるため、反応性の低血糖をカフェインで補正することの矛盾と筋肉疲労に対応するほどの量のビタミンB群としては足りないと思われますし・・・依存症での死亡例の報告もありますので、お勧めできません。
※なぜこの内容をこの時期に書いたかというと、当院のホームページを見る方が月に数千人おり、東京と大阪の方も多い結果であったためです。スキーなどの観光のため北信州を訪れた際、長距離運転をして帰る道中で事故にあわないようにとの願いからです。
・・・今日、飯山市のボリュームと味で有名なイナリ食堂で満腹になったまま大阪に帰ると言っていたスキー後の3人組の男性が無事に帰れるように祈ります。(子供にカタ焼きそばを分けて頂きありがとうございました。)
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