中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

院長ブログ
2022.08.08

現代医療では治療の対象になっていない

医者が医学部で人体に関して習うことは、肉眼で確認できる解剖学、組織学、測定できる物質を介しての生理学、生化学などは2年目まで習いますが最も基本的なことだけで、物理学での表現される生体エネルギーに関する分野は出てきません。生命としての維持活動において、実にざっくりとした学習だけを頭に入れるわけです。大学院で専門に取り組むことがなければ、そのままになります。次に習うことは各疾患別の診断学と治療学となります。それでも現代医療の多くは大きな組織の提示したガイドライン治療に従って、その医師の経験と能力でそれを使いこなすだけであれば特に支障はないのでしょう。
 
しかし、人体は上記の知識だけでは、外科治療以外は症状を緩和するか、悪化しないようにする以上のことは残念ながらできません。最終的に治癒するのはその人体の力となりますが、最善の方法で導くことが出来ているかと言えば、「今ある情報の中で、できる限りの医療に務める」となります。特に総合病院などの大きな組織では厚生労働省や大きな学会が許可した治療以外は、原則行いません。また、それ以外の治療に関しては露骨に嫌悪感を抱く表情をし、見下すことが多いものです。
 
生体のエネルギーの分野は最先端の医療として海外では扱われていても、医師の多くは「生体のエネルギーや波動なんて怪しいものをやっている」などと眉をひそめることが当たり前の日本なのです。エビデンスのある論文は物理学の分野からからだけでも膨大にあっても、目を通すことなく否定するのがこの国の現代医療です。
 
MRIの画像診断は全ての医師に受け入れられていますが、診断に使用している磁気と電磁波のエネルギーの基本原理に注目すれば生体エネルギーの治療で証明されている科学的事実のそのほとんどが治療に必要なファクターであることは理解できるはずなのです。残念ながら、私もかつてその中にいたときは、「自分の知らない医療はおそらく沢山あるだろうが、良い結果を再現性もよく行うことが出来れば、世の中に出てくるだろう」と思っていました。今思えば、証明されている科学的事実を何も調べず、学ばずにいたことが恥ずかしい限りです。
 

多くの医者に「生体マトリックスとは何ですか?」と尋ねるとどう答えるでしょうか?

「生体マトリックスは人体の情報を伝達する構造体です。そして恒常性を保つために必要な原理そのものです」と答えることはまずないでしょう。失礼ながら、多くの医師はあまり考えたことすら無いと思います。これは、薬剤の重大な副作用がどのように起きるのかを理解しようとしていないことでもあります。このことに理解のあるのは医師ではなく、鍼灸師やエネルギー医学に関与する施術者の方たちでしょう。もしかしたら哲学者や宗教家で「生命とは何か?」を研究している人の方が理解できているのではないかと思います。
 
生体マトリックスとは物理的な情報や磁気的な情報、各物質の持つ固有の振動数の情報、細胞の核内の情報の受け渡しなどを全て行っている構造体を言います。これは各組織よって固有のタンパク構造を示し、細胞・細胞外の基本的な構造体(テンセグリティー構造)でもあります。つまり外からの衝撃に対しては線維骨格をつなぐ磁気の回転によって変形して受け止める構造体でもあり、同時に生体内の情報だけでなく体外からの情報(光・電気・磁気・電磁気・音・重力・思念・宇宙からのエネルギー)をも生体エネルギーフィールドから受信することにも関与しているものが生体マトリックスなのです。鍼灸の経絡における生体のエネルギーの情報伝達もこれによるものです。この情報ネットワークシステムが健全であることが身体も精神も健康な状態でいられることになるわけです。
 

生体マトリックが障害されるとどうなるか?

重金属や化学物質は生体マトリック構造上の間に異物として介在すると、情報が正しくスムーズに伝えられなくなります。しかし、この異物が取り除かれれば生体マトリックスは再結合されます。
 
例えば糸電話の糸がもつれたり、間にゴミがいっぱい付着していたりしたら、声を振動という情報で伝えることに支障が起きるようなものです。大きく構造が変われば画像上は組織の変性や壊死などで検出されますが、小さな変化は気付かれないままになります。細胞の成れの果ては線維化です(細胞を培養してゆくと全て最終形態はこの構造になります)。これは肉眼的にも無秩序に硬く線維化した組織となり、本来の機能を失います。ケロイド・肝硬変・間質性肺炎などの線維化病変がこれに当たります。いずれも現代医療では正常な組織に戻すことは出来ないとされています。多くの薬物の副作用で間質性肺炎が起きるのは生体マトリックスの構造の再結合ができない状態とも言えます。
 
よって化学合成された全ての物質(薬、添加物、農薬、化粧品・・・etc)と天然でも毒性のあるものは可能な限り避けることと、体外への除去を積極的に行う必要があります。高周波の電磁波の影響もこの構造の障害として考えなければいけません。
 

生体マトリックの再構築(再結合)

前記した組織の線維化に関して、現代医療が無視する医療でこれらの病態が完治した症例を何例も見たことがあります。おそらく、「この生体マトリックスを元に戻す方法がほとんどの病を自分の力で治癒に導く、大切な手段である」と感じています。
 
麻痺の患者さんが鍼治療でその場で歩けるようになることや、一部のパーキンソン症候群がグルタチオン点滴で、すたすた歩けるようになる仕組みももしかしたらそれに関係するのではと感じます。漢方においても精神の安定に処方した結果、ケロイドが消えることがありますがこれも同様な効果ではないかと推測します。キントン水や水溶性珪素にも同様な効果が存在します。また、様々なエネルギー療法(テラヘルツ波、レイキ、ホメオパシー、ヒーリングタッチ、音響療法、気功師やヒーラーの力・・・etc)の効果の本質も生体マトリックスの再結合による全ての情報の健全化と考えています。MDαで間質性肺炎が完治し、不全麻痺や精神疾患の一部が半日で改善するのも同様なことが起きているのではないかと感じるわけです。

いつの日かこれらが基礎実験で全て証明されることを願います。

たかはしクリニック院長高橋嗣明

形成外科の専門医。たかはしクリニック開設以来、形成外科の治療だけでなくオーソモレキュラー療法をはじめとする多様な治療を実践し、多くの慢性の難治疾患の治療にあたっています。北里大学医学部・北里大学大学院卒業、東京大学客員研究員・博士号取得。

 

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