たかはしクリニック院長高橋嗣明
形成外科の専門医。たかはしクリニック開設以来、形成外科の治療だけでなくオーソモレキュラー療法をはじめとする多様な治療を実践し、多くの慢性の難治疾患の治療にあたっています。北里大学医学部・北里大学大学院卒業、東京大学客員研究員・博士号取得。
「起立性調節障害と診断され、朝が起きれないため学校に通えない」という訴えで、ほぼ毎日子どもたちが受診されます。
年齢は小学生から大学生までいますが、低年齢化しているようにも感じます。
そして、受診される患者さんのほとんどが血圧を上げる薬を処方されています。
またMRI検査、血液検査なども行われており「何も問題ない」と病院で言われるようです。
このような患者さんの多くは遠方からの方も多くなってきました。
そのほとんどは1ヶ月以内に改善の方向に向かいます。
その方の多くの不定愁訴との関連や親との関係などはとても大切な情報なのですが、
それを系統立てて読み取る知識と経験を持った医師がほとんどいないことに驚かされます。
全体として何が身体内で起きているのか?治療の優先順位は?「起立性調節障害」と医師は病名を付けてもその原因はわからないものだと思っているようです。ここに患者と向き合うことのない病態の表面だけを診ることしかできないガイドライン治療の問題があります。
最低限として栄養の仕組みと漢方の五行からの読み取りは学ぶべきでしょう。
連日多くのお子さんと関わらせていただくと「起立性調節障害」という病名にも疑問を感じます。
なぜなら朝起きれない原因はとても多様で、最も改善させなければならないものが他にあるからです。
数年前に【学校に行けない子供、仕事に行けない大人】という本を出版しました。
この中では脳内神経伝達物質と副腎疲労との関連の中で目的の方向に改善する仕組みを書いたのですが、
この原因とは異なる方も時々受診されます。人間とは肉体・精神だけでなく魂も考えなければならない方もいるのです。
また「思考のエネルギー」、「無意識化の心因的外傷」、「親とのエネルギー的な関わり合い」などが最重要な方もいます。
時には「霊障」に関連する方もいます。
ここでいずれの場合でも改善に向かいやすい方にはある決まりがあるようです。
それは「なぜ今の状態にあるのか?」を自分に問いかけて学ぶ姿勢があるのかどうかです。
自分の身体を学び謙虚になれる素直なお子さんの回復はとっても早いのです。
またこれらを家族の方が理解して支えていただくことも大切です。
「医者になんとかしてもらおう」ではだめです。
良くなるヒントは
「自分の中にたくさんのメッセージ(症状など)」としてあります。
クリニックではそれらの意味をお話しています。
自分の身体の言葉に気づいてあげましょう。
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