たかはしクリニック院長高橋嗣明
形成外科の専門医。たかはしクリニック開設以来、形成外科の治療だけでなくオーソモレキュラー療法をはじめとする多様な治療を実践し、多くの慢性の難治疾患の治療にあたっています。北里大学医学部・北里大学大学院卒業、東京大学客員研究員・博士号取得。
昨年夏から取り組んでいる治療です。痛みの治療に用いることがほとんどですが、麻痺の患者さんの治療にも利用します。この治療を行う医療会員は歯科医と医師だけで鍼灸師さんは学んでいない療法です。(現在準会員に1名だけ鍼灸師さんがいます。)
PAPT療法の意味は Parietal Acupoint Therapyの略ですがこの源流はYNSAにあります。
※YNSAとは宮崎県の医師「山元敏勝」先生によって考案された技術で、YNSA:山元式新頭鍼療法の略称です。この治療は、残念なことに日本ではあまり知られていませんが、世界ではすでに数千人の医師が実践する非常に有名な治療法です。対象疾患は脳梗塞・脳出血・麻痺等・パーキンソン病などの中枢性疾患・腰痛・肩こり・膝の痛み・しびれ・めまい・耳鳴りなどの様々な疾患に非常に有効なことが、世界中で認められています。ドイツでは、整形外科を始めとして麻酔科、内科など多様な診療科の医師が実践し、ブラジルでは山元先生の名前を冠した病院がブラジル政府の国費によって建てられています。
PAPT療法は頭に(正確には頭皮に)鍼をさすことで治療します。鍼灸治療との違いは経絡・経穴に治療を施すのではなく、頸部の触診でどの臓器に問題があるか見つけ、頭部に並んだポイント(正中周囲に脳幹から足まで並んだ点)と耳前部と側頭部にある各臓器のポイントを指で見つけてそこに鍼治療を行います。年に泊まりで数回東京学んできています。私の先生は埼玉県越谷市で開業されている藤井宰先生です。(先日のこのPAPT療法総会での藤井先生の発表では他院でのインプラント治療後に発生した重症のオトガイ神経麻痺の患者さんの、改善例を報告していました。)
このブログを書いている時点での対象疾患は「痛みの治療」です。(当院では整形領域で他の治療で改善しない方に行っています。)今後は麻痺の治療も行ってゆく予定でいます。整形外科領域以外での治療では腎結石での慢性腰痛や急性期の膀胱炎の痛みに用いて、その場で痛みが消えた経験があります。また腎臓や膀胱のツボ(耳の前あたりにあります)で漢方では効果の少なかった患者さんでの夜間頻尿の改善に役にたったこともありました。つくづく人間の身体は学べば学ぶほど興味が尽きません。世の中には安全で正しい治療がたくさんあるようです。
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
小麦や乳製品を使わない おやつを紹介しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・