ビタミンDはカルシウムの代謝亢進に作用し、血中のカルシウムを上昇させることから、骨粗しょう症の治療のための検査として行われてきました。しかし近年ではビタミンD₃が様々な組織の分化誘導と免疫に関与することが発見され、多くの臨床応用が海外ではされてきています。臨床応用の例として…
- Ⅰ型(即時型)アレルギーの治療
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、気管支喘息、アレルギー性鼻炎(花粉症含む) - Ⅳ型(遅延型)アレルギーの治療
アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎…etc (遅延型アレルギー検査の項目を参照) - 乾癬の治療
- 悪性腫瘍の治療(細胞増殖の抑制、分化誘導作用)
- 2次性副甲状腺機能亢進症の治療
- 心血管病変および脳血管病変の治療(高血圧の治療)
- 糖尿病の治療(Ⅰ型糖尿病含む)
- 自己免疫疾患の治療(関節リウマチ、多発性硬化症、炎症性腸疾患、SLE)
- 精神・神経疾患のリスク軽減
うつ病、統合失調症、アルツハイマー型痴呆症、パーキンソン病 - その他、近年になって様々な疾患との関与が分かってきています。
を治療対象にします。